理想リーダーのスキル(11) 決断力

どうも、中澤信幸です。

理想のリーダーに求められるスキルを12個並べて、説明してきました。今日は、そのうちの11個目です。
的確で速やかな決断について、説明します。

迅速な決断をする必要性

決断は、できるかぎり、速やかであることが求められます。というのは、手遅れになってしまったことは、取り返しがつかないからです。

決断が迅速であって、判断が甘かった場合、そこからでも再び取り組み直して挽回することが可能です。しかし、決断が遅くて、状況が動いてしまったあとでは、時間を巻き戻してやりなおすことはできません。

野球の投手交代の決断は、監督にとって悩ましいところです。ただ、マウンド上の投手交代の決断が遅れて、打たれてしまったら、やっぱり交代させてあの打者からやり直したい、ということはできません。仮に、交代させた投手がまたピンチを招いたとしても、そこから次の継投を考えることができます。

迅速な決断を妨げるのは、完璧主義です。100%完全な決断をしようと思ったら、慎重になりますし、とても時間がかかることでしょう。でも、多くの場合、100%正しい決断をすることはできないでしょう。それよりは、ある程度(最低限のレベルであることはいうまでもありません)のレベルで、迅速に決断したほうが、結果としてよい状況になることが多いものです。

ピンチで左打者なら、左投手のワンポイントの継投は、100%確実ではありませんが、ほぼ正しい選択であり、それでよいのです。

もちろん、場合によっては、時間を要する決断もあります。その場合には、メンバーに事情を話して、いつごろ、何が材料としてそろったら、決断ができるのかを示すことが必要です。それによって、メンバーは待ちぼうけにならないで済むからです。

決断のニュアンスを伝える必要性

一口に決断と言っても、いろいろな決断があります。例えば、肯定的なゴーサインを出す決断があります。反対に、否定的なノーというサインを出す決断もあります。わかりますか、ゴーとノー、韻を踏みました。それ以外にも、待てとか、いまはまだとか、そういう決断もあります。単純な白黒、YES/NOではありませんね。

決断は決めることに他ならないのですが、同時にその決断を伝えることも含んでいます。自分だけで決めても、その内容が他の人に伝えられなければ、誰も理解できないからです。

その際、決断のニュアンスも伝えることが重要です。同じYESでも、いろいろなYESがあるでしょう。同じNOでも、いろいろなNOがあるはずです。そのニュアンスを共有することが、メンバーにとって大きな助けになります。

決断のニュアンスには、内容はもちろん、決断に至る判断材料、判断基準などが含まれています。それを知ることによって、メンバーは何が求められ、何を避けるべきなのか、理解することができます。

リーダーの決断の究極の形は、リーダーが決断をすることが減ることです。メンバー自身が、リーダーがするのと同じ決断をするようになることです。そのように、メンバーを育てていきます。そのために、決断にいたるプロセスを共有するのは、とても役に立つことでしょう。

 

ということで、リーダーの決断について、2つのことを説明しました。迅速さとニュアンスの共有です。こうして考えてみると、リーダーの決断はメンバーのためのものであることがよくわかりますね。

いよいよ、明日は理想のリーダーに求められるスキルの12個めです。
ではでは、また明日。
SDG

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