コーチングの特徴(2) 継続性 息の長い関わり

みのる
みのる

シリーズで引き止めるってずるいですよ

のぶ
のぶ

まぁ、今日のテーマにも関係あることだしね

みのる
みのる

3つ終わったら、休み取りますからね

のぶ
のぶ

はいはい、仕方ないね

どうも、結構しつこいときもある中澤信幸です。

コーチングの特徴のふたつめは、継続性です。継続性ということは、単発で終わる関わりではなく、今回のセッション、次のセッション、と関わりを積み重ね、継続していくことを意味します。

 

個別の関わりだから、継続が求められる

昨日の記事では、コーチングの特徴は個別性にある、と書きました。

コーチングの特徴(1) 個別性、ひとりひとりにあわせて
コーチングの特徴のひとつめは個別性です。これは、コーチとクライアントとの信頼関係に基づいています。

個別性、つまり私にぴったりの関わりということは、もうひとつの特徴である、継続性につながってきます。

というのは、私にぴったりであればあるほど、代わりがきかなくなります。また最初から、ゼロからの関わりになってしまったのでは、とても残念です。私のことをよくわかって、いままでの延長線上で関わってくれなくては困ります。

 

変化にも寄り添ってくれる関わり

個別性を説明するのに、オーダーメイドのスーツの話をしました。残念なことに体型は変わります。特に、中年のおっちゃんの私なんか、ひどいもんです。

かつての引き締まった体は、ぶよぶよの中年体型になりました。これではいけないと思って、にわかじこみのダイエットをして、少し体をスリムにします。ああ、よかったと安心し、油断していると、またお腹がたぽんたぽんになったりします。こういったことを繰り返して、常に変化していきます。

オーダーメイドのスーツを作ってくれる人は、そのときの体型だけじゃなくて、変化にも対応できるような加減をしてくれます。わたしの本来の姿を知ってくれているからです。

 

セッションとセッションの間にも

コーチングの継続性は、セッションを繰り返しながら、実現していきます。

たいていの場合、一回のセッションの終わりには、次のセッションまでの取り組みを決めて、約束します。次のセッションは、前回からの取り組みの振り返りから始まります。必要であれば、セッションとセッションの間に、コーチは取り組みの継続をフォローをします。

コーチングは、セッションだけの関わりではありません。セッションとセッションの間に、いかに効果的に取り組めるかをサポートすることを含んでいます。

実際のセッションが2週間に一度、あるいは1ヶ月に一度だったとしても、ずっとコーチに付いてもらっているという感覚を持つことができます。

 

短期集中? 息長く?

ひとことで継続性と言っても、いろいろな継続性があります。

あるときには、短期集中の関わりになります。イメージでは、丹下段平です。明日のジョーのトレーナーですね。試合に向けて、つきっきりでトレーニングします。短期間で、密度の濃い関わりです。ジョーのように、燃え尽きさせてしまったら、コーチとしては失敗ですが。

また、あるときには、息の長い長期的な関わりになります。どちらかというと、私はこちらのほうが好みです。

イメージとしては、山小屋のおっちゃんです。スイスの山の麓に休養しに行きます。夜になると、特にすることもないので、山小屋のおっちゃんと暖炉に薪をくべながら団らんすることになります。旅で心の緊張が緩んだのか、思いがけず、気を許して、自分のことを長々と独り言のように語ってしまいます。おっちゃんはそれを受け止めてくれる。翌年、また同じ山小屋を訪ね、一年分の荷物を降ろし、心を浄化して、新しい力を充電する。

そんな山小屋のおっちゃんに、私はなりたい。

 

継続性がもたらす安心感

コーチングのふたつめの特徴である継続性は、安心感をもたらします。

  • いつでも、どんな場合でも、自分のことを理解してくれている
  • 長い目で自分の歩みを見守ってくれている
  • また最初のゼロから説明しなくてもいい
  • いざとなれば、飛び込みで相談することができる
  • 自分の変化や成長をきちんと見てくれている

継続的なコーチングには、こういう安心感があります。

 

私は、一度でも関わった人には、息の長い関わりをしたいと願っています。お互いに、じっちゃん、ばっちゃんになっても、個別の関わりを、継続できたら、どんなに素敵なことでしょう。

 

ということで、みのるさんには夏休みをあげますが、じっちゃんになるまで放さないです。

明日は、コーチングのみっつめの特徴である対話性について、紹介しますね。
ではでは、また明日。

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