0117 サーバント・リーダーが心がける、自分の力の使い方

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どうも、早起き牧師の中澤信幸です。

 

2017年7月18日火曜日、第117回目の放送です。

 

今日は、サーバントリーダーの力の使い方について、お話します。

 

 

[note]

2017年7月18日火曜日、第117回目の放送、お相手は中澤信幸です。

サーバント?

サーバントと言ったときのイメージは、どういうものでしょうか。僕とか、奴隷とか、そういうイメージになりますので、人の下で働かされている人を考えるでしょうね。人の下で、自由もなく、やれと言われたことを強制的にやらされる。そんなサーバントいう言葉のイメージでいうと、サーバント・リーダーというのは、どうもなんとなくイメージができないように感じます。

サーバントリーダー?

サーバントリーダーには、2つの方向性があります。ひとつはサーバントであるのにリーダーである。つまり人の下で働かされている立場にもかかわらず、その人の持つ影響力とか、存在によって、その場が良いものに変えられていく。

もうひとつの方向がリーダーであるのにサーバントである。人の上に立つ者でありながら、サーバントのように人の役に立つ、仕えることを通して、影響力を与えていく。

リーダーがもつ2つの権力

今日は、後者の方、つまりリーダーであるのにサーバントとして仕える、こちらの方向性のことについて、考えてみたいと思います。特に、サーバントリーダーが持つ力ですね。リーダーが持っている力を、どういうふうにして発揮するのか、っていうことになります。

力というのは、権力のことです。権力には、説得力と強制力とがあります。説得力と言うのは、相手を説得して、同意を得て動かしていくこと。強制力というのは、相手の同意は問わなくて、こちらの力によってとにかくそうさせること。そうするように仕向けるか、そうさせるかの違いです。

サーバント・リーダーの役割

サーバントリーダーというのはですね、その力を使うわけですけれども、主に説得力を用いていくことになります。

サーバントリーダーは何を成し遂げようとするのかを決める存在です。何を目指していくのか、何を実現するのか、そのことを共有するための存在になります。どういうふうにして成し遂げるかは、相手に任されていくわけです。それぞれが考えて、どういうふうにするか、そこは見守る役割ですね。それがふさわしいかどうかってことを考えながら見守る存在としてのリーダーです。

説得力をもって介入する

サーバントリーダーという意味では、何をすべきかということを明確に示した上で、どういうふうにそれをするのか見守っていく。ふさわしくなければ強制介入をするわけですけれども、介入も「お前、それじゃダメじゃないか、こういうふうにやれ」という強制力での介入ではありません。「そのことについて一緒に考えてみようじゃないか、これを成し遂げたいのだけれども、どんな方法がいちばんいいと思う?あなたのしていることはそれにかなっているだろうか?一緒に考えてみよう」というかたちです。

説得力を用いての関わりになっていますね。リーダーというものが、サーバントとして仕えるときに、力をどう使うのがふさわしいでしょうか。何を成し遂げるかをはっきり示すこと、どういうふうにして成し遂げるかは相手を尊重しながら見守ること、あるいは一緒に発見していくこと。相手が主体的にできるようにしていく。

力の使い方を見直しませんか

リーダーの立場にある方、ぜひご自分の力の使い方について、見直してみてはいかがでしょうか。必要以上に強制力を用いていませんか?必要以上にどういうふうにということに干渉しすぎてはいませんか?ぜひ持っている説得力をいかして関わりながら、相手がそれを見いだしていく、そういう力の使い方をごいっしょに考えていきたいと思います。

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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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