どうも、あなたのサーバント中澤信幸です。
2018年7月12日木曜日、第364回目の放送です。
イエス・キリストの名言、人を育てる言葉についてお話します。
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イエス・キリストと彼の弟子
イエス・キリストは弟子たちに、しばしばこんな言葉をかけました。「信仰の薄い人たちだな」今日は、その一場面を読んで、いっしょに人を育てることを考えてみましょう。
マタイの福音書14章24-32節
しかし、舟は、陸からもう何キロメートルも離れていたが、風が向かい風なので、波に悩まされていた。すると、夜中の三時ごろ、イエスは湖の上を歩いて、彼らのところに行かれた。弟子たちは、イエスが湖の上を歩いておられるのを見て、「あれは幽霊だ」と言って、おびえてしまい、恐ろしさのあまり、叫び声を上げた。
しかし、イエスはすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。すると、ペテロが答えて言った。「主よ。もし、あなたでしたら、私に、水の上を歩いてここまで来い、とお命じになってください。」イエスは「来なさい」と言われた。そこで、ペテロは舟から出て、水の上を歩いてイエスのほうに行った。
ところが、風を見て、こわくなり、沈みかけたので叫び出し、「主よ。助けてください」と言った。そこで、イエスはすぐに手を伸ばして、彼をつかんで言われた。「信仰の薄い人だな。なぜ疑うのか。」そして、ふたりが舟に乗り移ると、風がやんだ。
あなたと部下との関係
イエスと弟子のペテロのやりとり、あなたにはどんなふうに聞こえますか。あなたと部下の関わりとでイメージしてみてください。
仕事ので苦悩する部下に向かって、こう声をかけます。「しっかりしなさい。わたしがここにいる」すると、部下は答えます。「あなたがそう言ってくれるなら、私はこうしようと思います」「やってごらんなさい」
部下は一生懸命に取り組み始めました。それでも、やはりうまくいかないことが出てきます。また難しい状況に陥りました。「助けてください」と泣きついてきます。
「意気地のないやつだ、なぜ頑張れないのか」と声をかけるかもしれません。しかし、そのことばはただの叱責とは違うでしょう。部下とのやり取りの中での理解があります。よく頑張っている、状況は分かっているぞ。あなたの頑張りをうれしく思う。そういう思いを込められたことばとして、声をかけていきますよね。
人を育てる言葉
人の成長には、プロセスがあります。信じる、信じない。取り組む、取り組まない。頑張る、頑張らない。そういった繰り返しの中で、何とかやっていく中で人の成長があります。「大丈夫」「やってごらん」「まだだね」と受け入れながら声をかけていく。イエス・キリストの姿に、それを見ることができます。
私にとって、人を育てることは、非常に弱い部分です。なかなかていねいに付き合いきれないな、と思うことが、しばしばあります。でも、その人の本当の取り組みの様子を知って、向かい合いながら、適切な言葉で励ましを与えようと努力します。あなたはどうでしょうか。
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