どうも、あなたのサーバント中澤信幸です。
2018年8月21日火曜日、第392回目の放送です。
ビジョナリー・カンパニー2飛躍の法則の第8章「劇的な転換はゆっくり進む」からお話します。
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劇的な転換はゆっくり進む!?
ビジョナリー・カンパニー2「飛躍の法則」という本があります。ジェームズ・コリンズが書いた本です。飛躍する企業にはどんな特徴があるのだろうか。そのことを詳しく分析して、まとめた本になっています。その第8章「劇的な転換はゆっくり進む」の内容を紹介します。
この章のタイトルを聞いて、オヤッと思いませんか。劇的な転換、それは急激に進むといったほうがぴったりきますよね。でも、劇的な転換は実はゆっくり進んできたのだ、というのです。
ひとつひとつの積み重ねの結果として
外から見た印象はとても華々しく、何か素晴らしいことが起こって、劇的に変化をしていった。成長していった。ある時までは0だったけれども、ある日突然100に跳ね上がった。そんなイメージを持ちます。
でも、実際に中で起こっていたことはそうではありません。ひとつひとつのことが、それまでに地道に地道に積み重ねられてきました。あるとき、それが表に華々しい形で見えるようになる。実際には中身は何も変わっていないんだ、と言うのです。
ひよこはある日突然生まれない
それを卵のイメージで表すことができます。鶏の卵です。外から見ると何の変化もないように思います。それでも卵が温められる中で、孵化が始まります。殻の中では、少しずつ少しずつ、ひよこが生まれるための準備がなされています。そしてある日、雛が中から殻を破って出てくる時が来ます。劇的な変化に見えます。なんの変哲も無い卵が、雛雛を突然生み出したように見えます。時間をかけて、ひなを育ててきたのでした。
弾み車は押し続けなければならない
第八章は、これをはずみ車のイメージで表現します。はずみ車といっても、あまり馴染みがないですね。大きな大きな歯車のようなものをイメージしてください。それを一回転はじめに回すときには、非常に大きな力が必要です。2回転めも、大きな力でずっと押し続ける必要があります。3回転め、4回転め、どんどん続けて押していきます。その内、はずみ車は廻っていること自体が加速を呼び、遠心力が働いて、さらにさらに強い力で回っていくようになります。高速回転するようになります。
では、あとから振り返って、何がこのはずみ車をこんなに早く回すようになったのか、というと、どうでしょう。どの瞬間でしょうか。どのひと押しでしょうか。どれか決定的なことだったでしょうか。それは、わかりません。いつも全力で押し続けてきた結果、こうなったのです。一つ一つの積み重ねの中に、この劇的な成長はあるんだ、ということです。
コツコツ努力を積み重ねる
私たちの日常生活でも同じことが言えます。こんなことを地道に続けていて、意味があるのだろうか。でも、続けていく中に、少しずつ成果が見られてきて、少しずつを続けることで良い循環が始まっていき、よい循環を続けることで、本物に、さらに劇的な、となっていきます。地道な積み重ねのひとつひとつなくして、決して劇的な変化はありえません。
毎日の生活の中で、小さな積み重ねを続けていく、地道に一つのことに打ち込んでいく、これを私たちの本当の取り組みにしたいと思います。例えば、英会話の勉強を積み重ねて、やがてペラペラになっていきます。例えばスポーツの技術でも、地道な積み重ねがいつか上達に繋がります。人間関係もそうです。関係をこつこつ続けてこそ、本当に生涯を共にできる関係が育まれます。
そんなふうに、一つ一つの積み重ねを大切にしましょう。
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コメント
ある時、ポンッと生み出したわけではない。という表現がツボでした(^^)v
(写真のヒヨコもかわいいですね~)
「あさのば」も地道な積み重ねで、まもなく400回を迎えますが
礼拝メッセージもかなり長い年数、配信をされているんですよね。
礼拝の配信がどのようにバージョンアップ?されるのか楽しみです!!