0431 失敗したとき、いさぎよくあきらめることができますか?

 

どうも、あなたのサーバント中澤信幸です。

 

2018年10月15日月曜日、第431回めの放送です。

 

「あぁ、やってしまった、失敗だ。このまま続けてもダメだ」
それでも、いさぎよく諦めるのは、なかなか難しいものです。

今日は、あきらめるんだけど、あきらめない、というお話をします。

 

 

ナセル永野のハーフマラソン

先回、仲間のナセル永野さんがハーフマラソンに挑戦する、というお話をしました。当日は13日の土曜日、曇りの日でした。ランナーにとっては、なかなか良いコンディションです。実際に、ナセル永野さんはどんな結果だったかというと… 彼は、ドクターストップで、その日走ることができませんでした。なんでも、練習のしすぎ、ということで、いわゆるランナー膝というのになってしまったんだそうです。膝が痛んで、とてもではないけれども、その日走ることが難しい、あえなく棄権となってしまいました。残念な結果でした。

 

できないときにあきらめる難しさ

けれども、この「いさぎよくあきらめる」というのが、なかなか難しいことですね。このままやっても、絶対にうまくいかない。わかっているのだから、諦めなければいけない。でも、どうしても諦めきれない。そういう状況ですよね。

理由はいくつかあります。ひとつ目の理由は、今までの自分の苦労を無駄にはしたくないっていうことです。諦めてしまったら、今までやってきたことは何だったんだ、この苦労が全部無駄になってしまうじゃないか、そんなふうに水の泡にしてしまうことは嫌だ。そう考えると、少しでもチャレンジしてみたいと思うようになります。

2つ目の理由は、自分の失敗を認めたくない、ということもあります。自分がしてしまったことは失敗だったんだ、このせいでうまくいかないんだ。その致命的な失敗を、やっぱり認めたくないんですよね。うまくいくはずだ、こんな失敗ひとつでどうにかなるはずはない、大丈夫だ、と思い込みたいわけです。

3つ目の理由も似ています。やってみれば、ひょっとしたらひょっとして、うまくいくかもしれない、という思いです。ダメだと思うけれども、やらないよりは、やった方がいいんじゃないか。そんなふうに挑戦してみたいな、と思うこともあるでしょう。

でも、ひょっとしたらうまくいくっていうのは、大抵の場合ありもしないことですね。やらなければよかった、潔く諦めたほうが良かった、ということもしばしば起こります。無理だとわかったら、潔く決断をして、今回は諦めると言うべきなんです。この決断ができるかできないか、これはとても重要なことです。

 

さらに次の機会を目指して

ナセル永野さんは、私たち仲間に連絡をしてきました。棄権しました、ということと同時に、11月の終わり、あるいは12月の半ばぐらいにある、次の機会を狙って挑戦します、と宣言したんですね。これはよかったな、と思いました。

次の機会があれば、今までやってきたことが無駄にはなりません。やってきたことを次の機会に生かすことができます。今回失敗してしまったことも、次には繰り返さないという教訓として生かされます。今回無理矢理に挑戦するよりも、次に万全整えてチャレンジする方が、うまくいく確率もグッと上がってきます。

 

あきらめるけど、すべてをあきらめない

次の機会を目指す、というのはいいですね。今回は諦めるけれども、すべてを諦めるわけではない。これがポイントだと思います。潔く諦めるためのポイントです。今回は諦めるのだけれども、すべてを諦めるのではない。人生は、これの連続です。私たちは、粘り強く挑戦する気持ちを忘れないで、取り組みましょう。今回無理なら潔く諦める、でもすべてを諦めてはしまわない。

 

あなたは、どんな取り組みを粘り強く続けていこうと思っていますか?

 

 

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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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