どうも、あなたのサーバント中澤信幸です。
2018年10月29日月曜日、第441回目の放送です。
私たちは誰もが、まだ生きたことのない時間を経験しながら、これからの歩みを築いていきます。
これから10年先の自分を想像してみるのは、案外と難しいものです。
その助けとなるのは、いろんな人たちの人生模様を聞かせてもらうことでしょう。
Podcast: Download (Duration: 8:50 — 6.1MB)
Tくんたちとの再会
昨日は、一年に一度行われる教会墓地での礼拝でした。お墓に行って、三つ、四つの教会が集まって、礼拝をするときです。去年は台風が直撃するというので、やむなく中止となりました。今年は2年ぶりの開催です。とても良い天気に恵まれて、すばらしい時をご一緒に過ごすことができました。
その中で、私には非常に嬉しいことがありました。それは、他の教会の二人の牧師たちの息子に出会えたことです。それぞれ、20才、15才、10才です。みんなTからはじまる名前なので、Tくん1号、2号、3号と呼ぶことにしましょう。
それぞれに成長した姿
Tくん1号は、20才の子です。帰り道、車を運転している姿を見ました。お父さん先生を横に乗せて、家族の方、教会の方を後ろに乗せて、運転していました。今まで、家族の中で守られ、育てられてきた彼が、今度は一家の大切な役割を担っていました。運転して、みんなを乗せる、そういう立場で役割を担ってることが嬉しかったです。
Tくん2号は、15才の子です。この10月が誕生日だそうで。15歳、本当におめでとう。嬉しいです。Tくん2号は、車椅子というか、バギーに乗って、ずっと成長してきました。愛されて、愛されて、守られて、成長してきた様子をずっと見てたので、彼が15歳というのは、感慨深いものです。
Tくん3号は、10才の子です。やっぱり帰りの車の中にいた彼に会いました。もちろん、運転はまだしてません。後ろの座席で、お兄ちゃん、おばあちゃん、お母さん、お父さんといっしょに、座っていました。その愛されている姿を見るときに、やっぱりすごく嬉しいなと思ったんですよね。
10年たったら、この子たちも
Tくん3号も、あと10年したら、多分お父さん先生に代わって、車の運転をするようになるんでしょうね。Tくん2号も、今とはまた少し違う環境になるでしょうけれど、愛されながら成長して行くでしょう。新しい歩みの形を築き上げていくでしょう。Tくん1号は、おそらく家族の車を降りて、自分の車に乗り、自分の家族をつくっていくことになるでしょう。10年という時間は、子供たちにとって、青年たちにとって、本当に大きく人生が変わり、成長していく時期ですね。すごく期待したいです。
これからの10年の歩みを見通すために
人の10年後を見るのは、難しくないことですね。特に若い世代が、これから10年どういう風に歩んでいくのか、きっとこういう道を辿るんだろうな、とわかりますよね。なぜかと言うと、自分がそれになりに経験してきたからです。自分も、仲間も、その年代を経験してきたので、どんなふうになるかわかる。若い世代に対して、「これからの10年はね、あなたはきっと」と言ってあげることができます。
でも、私自身の10年後ということを考えてみたら、どうでしょうか。10年後、50代も半ばになって、いったい私はどうしているだろうか?あなたはどうですか?あなたの10年後、どうしているでしょうか?お墓の礼拝に集った方の中には、今はこっち側にいるけれど、10年後にはお墓の中に入って、墓碑に名前を刻まれてる人もいるかも…
先に歩んだ人たちの話を聞こう
これから自分がどのように10年を歩むのか、想像してみるのはなかなか難しいものです。具体的なイメージがなかなかしにくいものです。その時の助けになるのは、私たちの周りにいる、先にその10年を歩んだ人たちの話を聞くことです。もちろん、誰一人同じ歩みをする人はいません。それぞれ違った歩みをしながら、でも何かしら共通のことが2つや3つ浮かび上がってきます。
ですから、自分より10年先を歩んでいる人たちの話を聞いてほしいのです。この先10年、どんな経験をするのか、話を聞きながら心の準備をしましょう。受け止めるべき大切なことを心に覚えましょう。同じ10年を歩むなら、やっぱりその10年を意味あるものとして、価値あるものとして、大切な経験を積み重ねていきたいものです。10年後、こうなってしまったではなく、こうやって生きてきたという人生になるように。
Tくん1号、2号、3号のこれからの生活を、心から応援しています。
そして、私たちも、成長し、円熟し、実り豊かな歩みに向かっていきましょう。
「あさのば」は、購読登録がおすすめです。
コメント
いわゆるキリスト教色が前面に出ているのでなく、人生論的なアプローチで含蓄がありますね!
もう441回も続いていることに敬服します!これからもがんばってください、応援しています!!