0454 十字架上の犯罪者が世界の救い主とされる理由

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どうも、あなたのサーバント中澤信幸です。

2018年11月15日木曜日、第454回目の放送です。

 

世界史の教科書には、イエス・キリストはどう紹介されていますか。
人々に教えを説き、十字架で処刑された人物として載っています。
また、キリスト教の開祖であるともされています。

はたして、十字架で処刑された方が、どうして救い主となりうるのでしょうか。

 

 

なぜイエスが救い主なのか

毎週木曜日、イエス・キリストが十字架の上で語った言葉を紹介してきました。
一つ一つの言葉は非常に重く、意味の込められた言葉でした。
犯罪者がかけられる死刑としての十字架。
犯罪人として処刑されるイエス・キリスト。

では、なぜ十字架にかけられた者が世界の救い主であり得るのか。
今日は、そのことをお話しします。

 

自ら命をさしだしたから?

ひとつめの小さな理由は、自ら命を差し出した、ということです。
社会的な犯罪のゆえに死刑にされたのではない。
自らの命を、人々のために差し出したのだ、という理由です。

とはいっても、やっぱり死んでしまったことには変わりがありません。
犯罪を犯していない、とはいえ、犯罪者として扱われて、処刑されました。
救い主ならば、死刑になどならなかったはずです。

 

イエス・キリストは復活したから!

なので、イエス・キリストが救い主としてされるのには別の理由があります。
それは、イエス・キリストが墓に葬られ、復活したということです。

イエス・キリストは、十字架で死にました。
そばにいた兵士たちもそれを確認しました。
亡骸は、墓に葬られました。
大きな岩が転がしかけられて、封印されました。
その死は、もはや動かないものになりました。
弟子たちも見ていました。
他の人たちも知っていました。
役人たちも、全部知っていた事実です。

3日目の朝、弟子たち、女性たちが墓に駆けつけました。
すると、なんとその墓は空だったというのです。
そして、復活したイエス・キリストが姿を現しました。

墓で出会った者もいます。
イエスが現れて共に歩いて話をした、という人もいます。
弟子たちが集まっていた部屋に、イエスが入ってこられました。

 

復活の主を信じない理由がない

そうやって、彼らは復活したイエス・キリストに出会いました。
墓からよみがえり、姿を現したことを目撃したのです。
これでは、イエスを救い主だと信じないわけにはいきません。
信じない理由がなかったのです。

このことのゆえに、逃げ隠れしていた弟子たちがもう一度集まりました。
このイエスこそが、キリスト、救い主である、と告げるようになりました。

イエス・キリストは、単に良き教えを説いて十字架で死んだという以上の人物です。
復活して天に上げられた、世界の救い主だというのです。

 

イエス・キリストの名前を聞くとき、このことを思いうかべてください。
クリスマスが近づきます。
イエス・キリストは救い主、ということを思い起こしてください。

 

 

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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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