0156 年上の方々から敬意をもってお話しを聞かせてもらう

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どうも、早起き牧師の中澤信幸です。

 

2017年9月18日月曜日、第156回目の放送です。

 

敬老の日ということで、どんなふうに敬意を表せばいいのか、お話します。

 

 

[note]

2017年9月18日月曜日、第156回目の放送、お相手は中澤信幸です。

今日は敬老の日

今日は敬老の日になっていますね。お年をとられた方々に対して、敬意を払う日として記念されています。教会でも、かつて高齢の方々に対して、表立って敬意を表するということをしていました。何歳以上の方はぜひ前に出てきてください、みなさんであたたかい拍手をもって、これまで歩んでこられたことに敬意を払いましょう、というような感じですね。あるときには、何歳以上の方には、記念品をお送りしましょ、うなんてこともしました。

でも、だんだんとお元気な老人の方が増えてきまして、何歳以上を高齢者っていってよいのか、ずいぶんと難しくなってきたんですね。プレゼントをお渡しした方から、わたしはまだ高齢者と呼ばれる年じゃない、なんて怒られたこともありました。いや、誰が見ても、あなたは高齢者だと思う、という年齢の方でしたけれども。自分のことを若く思っていられる、というのは、とてもいいことだと思うんですね。生涯現役、元気で最後まで、まだまだ自分は若いんだ、と思って生きていけるっていうことです。

自分よりも年上の方に敬意をはらう

そんなことがありましたので、この頃はですね、ちょと違う言い方をしているんです。高齢の方々に表立って何か敬意を表すことはやめにしました。自分よりも年上の方々に対して、少し優しい言葉をかけ、気遣いをしてください、それぞれがそれをして下さい、とお勧めしています。

自分よりも年上の方にですから、80才の方は85歳の方に、90歳の方は93歳の方にですね、敬意を払う。自分よりも年上の人がいない、という場合は、素直にそれを受けてください、とお願いをします。

皆さんは、ご自分の年上の方、先輩の方、人生の先輩にあたる方々というと、どんな方がいらっしゃるでしょうか。どんな方々のことを、頭に浮かべるでしょうか?そういう方々に小さな気遣いや、また敬意を払っていただきたいと思うんです。

一番いいのは話を聞くこと

では、何が一番よい敬意の表し方になるのかな、と考えてみたんです。私が思うに、それはその人のお話を聞かせてもらうことじゃないかなって思います。若い頃どんな歩みをしてきたのか?もし結婚していたらお相手とどんなふうに出会って、どういう結婚生活を歩んでこられたのか?いちばん人生で熱中したこと、労力を注いできたことはなんだろうか?もし人生の教訓というものがあるとしたらどんなことを考えていらっしゃるか?そういうことをですね、ぜひ聞かせてもらう。それがその人にとっていちばん大きな喜びであり、そしていちばん大きな自分が生きてきたことの証になるんだろうと思います。

もちろんそれは私たちにとって直接役に立つ場合もありますし、直接の役に立たない場合もあります。いずれにしてもする価値のあることだと思っています。その人の歩みを丸ごと受け入れ、その人の歩んできたことが本当に尊いものだった、という気持ちを表すために、それを形にするために、いちばんふさわしいと思うんです。その人がお話をしたい、自分の歩みについて聞かせてもらうことが。本当にそう思っています。ですので、もしですね、皆さんが時間をとることができて、先輩の方々と接する機会があったら、差支えのないところでいいんですけども、ぜひお話を聞かせてもらえませんか、と聞いてみてください。

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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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