0130 誰にも未来の可能性があると信じて育てる

 

どうも、早起き牧師の中澤信幸です。

 

2017年8月4日金曜日、第130回目の放送です。

 

今日は、人に与えられている未来の可能性を信じる、というお話をします。

 

 

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2017年8月4日金曜日、第130回目の放送、お相手は中澤信幸です。

エジソン少年の未来を作ったことば

未来を形づくることば、今日はちょっと趣向を変えて、昔の有名な人が経験した言葉を紹介します。その人物というのはトーマス・エジソン、多くの発明をしたというあのエジソンですね。そのお母さんが言った言葉について、紹介したいと思います。

発明王といわれるエジソンは、子供の頃、やっぱりユニークな子で、他のお友達と際立って違っていたそうです。そんな彼が、ある時、学校から1通のお手紙を持って帰ってきます。先生から親に向けてあてられた手紙でした。それを読んだお母さんは、突然涙をこぼしました。エジソン少年が「どうしたの?」と聞くと、お母さんはこう答えました。「学校から、お手紙があってね。エジソン君はとっても頭が良くて、優秀すぎるので、もうこの学校にはエジソン君のために勉強をみてあげられるような先生がいない。どこか違うもっと優秀な学校に行ったらいかがですか。そういうお手紙なのよ」

実際には、エジソン君は違う学校に行くことができなかったので、家でお母さんが勉強を見て、その才能をどんどん伸ばしていきました。少年はだんだんと大きくなり、成長していく中で、私たちも知っているようなたくさんの、そして人類の歴史を変えるような発明をたくさんするようになっていくわけです。

手紙の本当のなかみ

お母様が亡くなられて、遺品の整理をしていたときに、その手紙が出てきました。そこには、こう書かれていました。「エジソン少年は、手がかかりすぎます。もう私たちの学校では面倒を見ることができません」お母さんのところには、本当はそういう手紙が来ていたのです。でも、お母さんはエジソン少年の可能性を信じて、自分がそれを育てるという覚悟をして、違う形でエジソン少年に読んであげたのでした。

エジソンの可能性を信じたお母さん

私たちは、可能性を信じるということを心に留めたいと思います。人の可能性を信じる。あなたにある可能性を信じて、それを育てる。お母さんは、その覚悟をしたわけですね。エジソン少年は、学校では手がかかり過ぎる存在でした。でも、本当にその可能性を見れば、ユニークなところがある。思い付きが独特である。そのことから生まれてくる大きな可能性がある。そういうふうにして、お母さんがエジソン少年を育ててくれたおかげで、発明王と言われる、多くの発明をするように、その才能を伸ばされていきました。

考えてみると、そのことの恩恵を、私たち人類も受けているわけです。私たち人類の未来を形づくった言葉とさえいえるかもしれませんね。

どんな人にも未来の可能性がある

人に与えられている未来の可能性を信じる。私たちもそのことに心を砕きたいと思います。どんな人にもいいところがある。厄介に見えるかもしれないけれども、それは裏を返せば、良いところでもある。それが用いられたり、役立てられたり、感謝されたりする、そういう場面がきっとある。そういうふうに用いられるように、育てていこうと覚悟をする。未来を信じて、可能性を伸ばすという覚悟ですね。ぜひ私たちは周りの方々とそういうふうに関わっていきたいと思うんです。

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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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