0140 わたしのためにではない、わたしといっしょに

 

どうも、早起き牧師の中澤信幸です。

 

2017年8月18日金曜日、第140回目の放送です。

 

リーダーが仲間をどう受け入れ、信頼しているのか、それがよくわかる一言を紹介します。

 

 

[note]

2017年8月18日金曜日、第140回目の放送、お相手は中澤信幸です。

自分がリーダーでないときに

このところ、ある一人の人がインタビューをたくさん受けていて、いくつものポッドキャスト番組に出演しています。クレー・スクロッギンスという人でしょうか。この英語の名前、よくわからないんですけど。たぶん、スクロッギンスだと思うんです。まっ、クレーと呼びましょうか。クレーは、トップでない時にどうやって人を導くか、という本を書いて、もうすぐ出版になります。この本は、自分が一番のリーダーでないとき、誰かのもとで働いているとき、それでも人に影響力を及ぼすことのできる働き方がある、ということを書いた本です。

優れたリーダーのもとで

この本を書いたクレーは、ノースポイント・チャーチという、アメリカの教会のキャンパスパスターをしています。キャンパス・パスターというのは、あとで説明しますね。ノースポイント・チャーチは、だいたい4万人とか5万人とか、そういう規模の教会です。非常に大きな教会ですね。そこの一番のリーダーをしてるのが、アンディ・スタンリーという人です。その人の下で、キャンパス・パスターというのは、ひとつの場所を任されている、と考えたらいいと思います。

ノースポイントチャーチは、毎回の日曜日に皆さん4万人とかが、同じ場所に集まってくるのではないんです。アトランタ周辺にあるんですけれども、いくつか分かれているところに、それぞれ3000人とか、5000人とか、10000人とか、そういう形で集まってくるんですね。そういうふうに別れたところ一つ一つで、同じようなプログラムを持っていて、そのまとまりがノースポイント・チャーチというわけです。

クレーは、その一つの場所、およそ1万5千人ぐらいって言ったかな、ひとつのキャンパスを任されているリーダーになります。彼がですね、アンディ・スタンリーという、ものすごく優れたリーダーのもとで働くことをとおして学んだこと、つまり一番の責任者でなくても人を導くことができる、という本を今回出版した訳なんですね。

わたしのために働かせているのではない

出版にあたって、クレーがアンディ・スタンリーに質問をした、ということが紹介されていました。アンディーは、言ってみれば数万人の企業をまとめるリーダーのようなもので、クレーはそのもとで子会社を任されているリーダー、そんなイメージですね。

クレーは、アンディーにこう聞きました。「私はよく、『アンディーのもとで、アンディーのために働くってどんな感じだい?』と聞かれるんだ。あなたは、わたしにどう答えてほしいと思っているのか?」これに対して、アンディー・スタンリーはこう答えました。「私は誰も私のために働かせているつもりはない。私と一緒に働いていてもらってるんだ」

メンバーへの信頼と尊敬

もう、この一言だけで、一生この人についていきます、と私なんか思うんですよね。私のために働かせてるつもりはない、私と一緒に働いてもらっている。この一言が言えるリーダーは、本当に謙遜な人だと思いますし、自分のメンバーを尊重している、尊敬しているし、メンバーたちに対して絶大な信頼を置いているリーダーですよね。

 

こんなリーダーどこにもいないって思うような、このアンディー・スタンレーという人の持っている稀有なまでのリーダーとしてのセンス、考え方、立ち振舞を、あさのばでも、わたしがこれから書こうとしているノブマガのエッセーでも、みなさんに紹介していきたいと思います。わたしもこういう人になりたいと思いますし、みなさんも一緒になれたら、どんなに素晴らしいだろうな、と思っています。

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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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