どうも、早起き牧師の中澤信幸です。
2018年3月19日月曜日、第281回目の放送です。
イヴァン・フェルナンデス・アナヤというランナーが、伝説の2着になったクロスカントリーのレースのこと、お話します。
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2018年3月19日月曜日181回目の放送、お相手は中澤信幸です。
トップを走るアベ・ムタイ
ハフィントンポストの記事で知った、一人のランナーのことをお話します。
2012年12月2日、スペインのナバーラで行われた、クロスカントリーの大会のことです。出場選手は24歳の男性に限られる大会でした。ひとりのランナーが非常に注目されることになりました。
ケニア人ランナーのアベル・ムタイ、この選手はロンドンオリンピックで銅メダルをとった実力者です。彼が終始レースのトップを走り続け、リードしてきました。2番手につけていたのは、スペイン人ランナーのイヴァン・フェルナンデス・アナヤ。彼はずっとムタイにくっついて走ってきました。レースは終盤になり、ムタイがゴールして優勝というところまできました。
ゴール前での失速
ところが、ゴール10 M 前で、一位のアベル・ムタイが急に失速します。二位のイヴァン・フェルナンデス・アナヤに追いつかれてしまいました。何が起こったのでしょうか?
ムタイは、ゴール地点を10 M ほど間違えてしまったのです。ここがゴールだと思ったのは、まだ実際のゴールより10 M ほど手前だったのです。スピードをゆるめ、走るのをやめてしまって、後ろから来たアナヤに追いつかれてしまいました。
ムタイを先にゴールさせるアナヤ
そのとき、アナヤはムタイを促して、自分より先に走れといってゴールにまで連れて行きmした。そして、自分より先にゴールさせたのです。なんということでしょう。自分が一番になれるせっかくのチャンスを、アナヤは放棄して、本当の一番の選手に譲ってしまったのです。
イヴァン・フェルナンデス・アナヤのコメントです。「私は自分が勝者に値しないことを知っている。ムタイは素晴らしいランナーだった。レース中、絶対に抜けなかった。だから私は彼を抜くわけにはいかなかった。正しいと思ったことをしたまでのことだ」
誇りにできる生き方を
このできごとは、勝負に勝つことだけが重要なことではない、ということを教えてくれます。例えば、このことをアナヤが自分の孫に話すことを考えてみましょう。2012年12月のスペインのクロスカントリー大会で私は優勝したんだ。でも、もしゴール地点10 M 前でスピードを緩めてしまったトップランナーを抜いての優勝だったとしたら、孫に話していても、「でも本当は」という隠された部分、後ろめたい部分がありますよね。優勝と言っても、本当に優勝とは言えない部分がついて回りますよね。
一方で、今回のように、本当の優勝ランナーを優勝ランナーとしてゴールさせて、自分は二位だった。このことを孫に話すとしたら、これは胸を張って話すことができるはずです。「おじいちゃんは、12年のスペインのクロスカントリー大会で二位になったことは誇りなんだよ。あなたもそういう生き方を大事にしなさい」って言えるわけです。
ただ勝負に勝つだけではない、誇りをもって生きられるように。後の世代の人に、これは私の誇りだと言えるような生き方を自分のものにしたいですね。
それを認め合うコミュニティを
そのためには、お互いに「そうだよね」って言えるコミュニティのようなものも必要です。「なんだ、そんなことをして、もったいない!勝つことが一番じゃないか。人を出し抜いてでも勝たなくては行けない。あなたのしたことは間違っている!」と言われてしまったら、せっかくのこういう行為も、とてもむなしいものになってしまうでしょう。「あなたのしたことは本当に正しい。あなたのしたことは本当に誇り高いことだ」と言ってくれる仲間、そういう価値観を共にできる共同体が大切です。私たちの周りに、そういうコミュニティを築き上げていきたいなとも思います。
あなたは今日、誇りある生き方をすることができていますか?
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コメント
コメント一覧 (1件)
間接業務の1日の仕事を調べたら、1日8時間の中で仕事としてカウントしにくい移動だとか、立ち話だとか、トイレ、お茶だとか、電話の取次ぎだとか、仕事と仕事との間のつなぎ部分とかがあります。効率的な人でも1〜2時間、効率の悪い人でも3〜4時間ある事がわかりました。計画倒れの原因は、その時間まで計画に入れてしまう事でした。
計画を立てる時には、最初から最低20%わけのわからない仕事として、確保するようにしています。