0316 「チームのためになるなら」イチロー選手が出した結論の必然性

 

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どうも、早起き牧師の中澤信幸です。

 

2018年5月7日月曜日、第316回目の放送です。

 

球団特別アドバイザーに就任したイチロー選手の会見を振り返ります。

 

 

イチロー、球団特別アドバイザーに

イチロー選手、大リーグのシアトル・マリナーズで活躍をしています。5月の初めに発表があり、球団特別アドバイザーに就任するということでした。これで、もう今シーズンのプレイヤーとしてのイチローはなくなった、ということです。ユニフォーム姿で会見をしたイチロー選手は、こう語りました。

 

会見でのイチローのコメント

「短い時間でしたけど、監督はじめチームメイト、大好きなチームになりました。もちろん大好きなチームでありますし、そのチームがこの形を望んでいるのであれば、それが一番の彼らの助けになるのであれば、喜んで受けようという経緯です」

 

生涯、現役の野球人でありたい

ある意味で、現役選手としての区切り目、事実上の引退という会見でもありました。でも、ユニホーム姿で会見したイチロー選手には、野球人としては現役であり続ける、チームの一員として現役であり続ける、そんな意欲が表れていました。いつまででも、このチームに貢献したい、野球のために私は生きている、ユニフォームを脱ぐことはない、そういう意思表示のようにさえ思えました。

 

これからはチームのために

おそらく、若い頃は自分のためにチームがあり、仲間がいると考えていたのではないでしょうか。自分が一番の中心選手であり、自分がプレイをしてチームを引っ張り、勝利に導く。

でも、年を重ねて、老いていったとき、現役選手としての実力に少々陰りが見えてきたときに、自分がチームのためにいる、仲間のために自分がいる、自分がこのチームに貢献できること、チームが勝つために自分が先頭ではなく、サブの立場ででもできることをする。チームに貢献して、喜んでもらえるように、自分ができることをしよう。イチロー選手の言葉には、そんな思いを感じることができました。

 

野球がチームスポーツであるゆえの必然

イチロー選手の最盛期、自分のバッティングを突き詰めていく姿からは、こういう言葉が出てくるようになるのは、とても意外なことのように思えます。しかし、野球がチームスポーツであることを考えるとき、イチロー選手が野球をとことんまで突き詰めて行った結果、チームのためにできることをしよう、というのは、必然だったのかもしれません。チームのために、仲間のために、そういうイチロー選手にこれからも期待したいと思います。

 

 

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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

元気になれる話題、役に立つ人生の知恵、心に残る名言、格言などをお届け。一日のスタートにぴったりなインターネットの朝礼番組。

コメント

  1. こはる日和 より:

    あさのば、記念すべき第1回もイチロー選手のお話でしたね。

    300回を超えた放送の中で、一人の選手の
    心の変化を教えていただいた気がします。

    今日、あさのば、1回目を聞き返してみました。
    コツコツと努力を積み重ねることの大切さを感じました。

    毎日、5時半の配信をありがとうございます。

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