どうも、あなたのサーバント、中澤信幸です。
2018年6月27日水曜日、第353回目の放送です。
リーダーの仕事とは何か、というお話しです。
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リーダーの仕事
仕事と言えば、目の前にある作業をして成果を出すこと。これをして、あれをして、そうしたら結果が出て、それで仕事が終わり、という感じですよね。でも、リーダーにとっての仕事というのは、ただ目の前にある作業をするだけではないようです。
ある人が、こう話しているのを聞きました。リーダーにとっての仕事は、成果の出る仕組みを作ること、もう一つは人を育てること。この二つのことを一緒に考えてみましょう。
仕事の仕組みを作ること
仕事とは仕組みを作ることだ、と言うんですね。このことをまたやるときに、こういうふうにすればうまくできる、より効率的に、より効果的に、より多くの人にとって良いものをもたらすように。そんな仕事のやり方をつくりあげること。そうすれば、誰がやってもできる。どんな時でもできる。ちょっとした応用や変更はあるかもしれませんけれども、それでうまくいく仕組みを作り上げることです。
仕組みを作ることの反対は、おそらく名人芸です。あの人がやると、どうやってやるのかわからないけれど、なんかうまくいく。その人にしかできない、名人芸ですね。その人のノウハウだけが頼りですと、仕事は終わるかもしれませんが、その後長く続けたり、安定して運用されたりできません。リーダーの仕事は、一つのことを誰がやっても、どうやっても、だいたいうまく回るような仕組みを作ることです。
仕事をとおして人を育てること
ふたつ目は、仕事をしながら人が成長していくことを助ける、人を育てることです。そのことに関わり、そのことを成し遂げた人が、やる前よりも成長した、能力が増えた、人との関わりが良くなった、その人自身に自信がついた、周りからの評価が高くなった、そういうふうに人を関わらせていくことです。
ただ単に仕事が終わればいい、と言うのではありません。その仕事をした結果、人がボロボロになって傷ついたり、疲れきってしまったり、人材を使い捨てすることがあってはならないのは、言うまでもありません。
仕事を通してその人が成長していくことを願うのが、リーダーの関わり方です。していることに目を留め、必要なことをアドバイスし、その人の関わりが最も良いものであるように応援、サポートする。このことによって、その人が次にこれをやる時には、もっとよくできるように、あるいは他のことをするときにも応用ができるように、能力を身につけさせる。仕事をとおして成長するわけですね。
この仕事を続けたら、一年後には…
リーダーの仕事というのは、仕事の仕組みを作ること、そして仕事をする人を育てること。ですから、長い目で見ることが必要です。考えてみてください。あなたの元にある人たちが、あなたのもとにある仕事を1年間続けたとき、どんな結果が待っていますか。その人の成長につながりますか。仕事が単に毎日同じことではなく、発展的に、効果的に継続されていきますか。長い目で見て仕組みを作り、人を育て、あなたのもとにある仕事が発展的なものでありますように。
あなたの仕事は何ですか?
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