小学校に、犬がいたら… という
夢のような話が現実になっている
学校と先生と生徒の話。
立教女学院小学校で
いまも続けられている学校犬の取り組みを
紹介している本を読みました。
レビューしてくれるなら、
一冊差し上げます、というお誘いにのっかって、
夏前にいただいていた本です。
いまさらですが紹介します。
ちなみに、私は、犬でも猫でも、動物が苦手です…
小学校で、みんなの仲間として犬がいる、という状況は、
教育的にどんな効果をもたらすのだろうか、と考えてみました。
- いのちの現実にふれることができる
学校犬バディは学校で生活しながら、出産もしました。
そして、生徒たちに親しまれながら、いのちの歩みを終えました。
生徒たちは、ふだんの生活でなかなか経験することのできない、
いのちの歩み、誕生、死にふれて、現実を知ることができたでしょう。 - 愛されて生きるすばらしさを知ることができる
教育の現場では、点数や順位をつけることも多く、
できる生徒が優遇されるのが通常です。
学校犬バディは、ひたすらケアを必要とする、一段低い存在でした。
しかし、生徒たちはその姿からできるできない以上に大切なこと、
存在自体の尊さを知ることができたでしょう。 - ルールの大切さを実感することができる
学校犬がいる、というのは、吉田先生の存在を含め、
とてもありえないことです。
そのありえないことが持続するためには、生徒たちも
意識して守らなければいけないルールや秩序がありました。
その意味と実際をよく理解することができたでしょう。
もしかして、私の人生の中に、ペットがひょっこりおじゃまするようなことが
あったら、私の人生はガラッと変わるのかもしれない、なんて思いました。
とりあえず、孫が女の子で、吉田先生と学校犬がまだいたら、
立教女学院小学校に入れてあげてもいいかな。
この本、近々お誕生日を迎える、という小学生の女の子にプレゼントしました。
きょうもいい人。
でも、その子が犬を飼いたい、と言い出して、家族が困っちゃったら、ごめんね。
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