マスターマインドグループとは何か?

 

どうも、中澤信幸です。

 

 

今朝の「あさのば」で
マスターマインドグループについて話題にしました。
0127 積極的に介入を受け入れるサーバントの姿勢

マスターマインドグループとは何か?という方のために
特徴や持ち方の実際、ルールなどについて、まとめておきます。

マスターマインドグループとは?

[note]
メンバーが、それぞれの課題への取り組みや計画の実現について、率直なコミュニケーションを取りながら、お互いを励まし、気づきを与え、成長を促すことによって、より早く、より効果的な結果を生み出すことを目的とする[/note]

ナポレオン・ヒルの本の中にも提唱されているグループのようです。
最近は、起業する方々の間でも、よい仲間とマスターマインドグループをつくる動きがあります。

それぞれが、主体的に自分の歩みに取り組んで行こうとするときに、非常に効果的なグループです。

 

マスターマインドグループを求めている人は?

  • 前例のない分野の働きをしている
  • ふさわしいメンターを見つけることが難しい
  • 自分の取り組みを応援してくれる人が必要
  • 上下関係でない人間関係を求めている
  • 人の助けになりたいと願っている

 

マスターマインドグループの前提とする理念は?

  • 人は誰もが不完全な存在である
  • 不完全ではあっても人を助けるのに十分な力をもつ
  • ひとりの知恵よりも複数人の知恵のほうが優れている
  • 人はひとを助けることによって成長する
  • お互いは競争相手ではなく、成功を願い合う仲間である

マスターマインドグループのおすすめの方法は?

  • グループの人数は、最低3人、最大5人ぐらいが良い。6人を越えるようだとグループを分割するのが望ましい
  • 一週間に一度、一時間の定期的な会合を設定する。現実的には、オンラインの会合となる。
  • グループの会合内容は、ひとりひとりの近況の報告(10分)、ひとりのメンバーに対する時間(45分)、まとめ(5分)とする。持ち回りで進行役をつとめる。
  • 各会合では、メンバーひとりにフォーカスをあてる時間をとる。自分の課題、取り組んでいる計画について、問いかけ、フィードバック、アドバイスを受ける時間とする。最後に、何をどのように取り組むか、当人が意思表示をすることが求められる。
  • このようなフォーカスタイムは、ひとりひとり順番に回るものとする。理想的には1ヶ月に1度、自分にフォーカスの当てられた時間を持つことになる。
  • 継続期間は、原則1年とする。9ヶ月ほどしたところで、次年度の継続意向をとりまとめ、グループの再編成をする

 

マスターマインドグループのルール

  • メンバーは、グループへの出席を義務付けられる。欠席の場合は、理由を明確に伝える。3回以上連続で欠席の場合は、理由のいかんを問わず、グループから除外される
  • メンバーには、このグループについての守秘義務がある。話された内容を口外しないことはもちろん、自分以外の誰がメンバーとなっているかについても、当人の許可なく口外してはならない。
  • メンバーは、他のメンバーを尊重し、成長を促すように努めなければならない。アドバイスやフィードバックについても、人格批判をしたり、強制力をもたせたりしてはならない。

 

相互コーチング・グループなどとも似ているかもしれませんし、
その他の呼び方でも、同じようなグループがあるでしょう。

 

自分の歩みを親身になって応援してくれるグループがある、
ということは、本当に大きな助けになりますね。

コメント

  1. katsu より:

    マスターマインドグループというのがあることは初めて知りました。私の推進している課題解決プログラムでは、「相互コーチング」というのをよくやります。
    違ったプロジェクトを担当するプロジェクトリーダーが3-4人集まってお互いのプロジェクトの進め方について紹介しあい、課題そのものの解決方法やチームマネジメントの悩み事をフリップチャートにポストイットで書き出して、コーチングをします。違った課題ですが、プロセスやプロジェクトマネジメント上の共通点が多く、当事者の自分では気づかないところを他のメンバーが気づかせてくれ、技術的にもモチベーションにも大変効果的であることを実感しています。
    でもこういう「場」をどう作り出していくかが課題の一つです。マスターマインドグループはどのように運営されているのか興味深いです。

    • katsuさん、コメントありがとうございました。

      マスターマインドグループも、内容としては相互コーチンググループと同じですね。
      お互いから学び合うことができるのは、いいことですよね。

      あわせて、マスターマインドグループは、定期的に会合を重ねる、ということが特徴でもあります。
      継続的な取り組みによって、メンバーが自分自身の課題に取り組み続けていくことを促します。
      他のメンバーの手前、という力学を利用するのですね。

      お仕事の場で、そういう関わりを生み出していくことができるのって、すばらしいなと思います。