質問(7)
引き継いだグループや組織の目指すべき方向を転換しなければいけない、
と思ったら、実際にはどのようにして方向転換したらよいのでしょうか。
回答
無理を覚悟で、強引にでも断固としてやりぬくか、
あるいは、時間をかけて徐々にやっていくか、どっちかでしょうね。
先代からのリーダーシップを引き継いだ者にとって、
目指すべき方向への転換というのは、一大事業ですね。
でもって、やっぱりこれが一番むずかしいです。
どうやって?という方法は、
あなたがどういうタイプのリーダーかによります。
正々堂々、真っ向勝負型なら、目指すべき方向を明確に示し、
反対する人をやりこめて、方針を貫くことになるでしょう。
マイペース型なら、周囲の声をあたかも聞いているふりをしながら、
実際には着々と方向転換をすすめていくことでしょう。
気配り型なら、徐々に徐々に、地道なスローペースで、
周囲の同意を得ながら、方針を浸透させていくでしょう。
わたしは、方向転換に失敗したなぁ、と思っています。
自分の柄でもないのに、真っ向勝負をしかけてしまったのです。
結果として、大切な人を傷つけましたし、自分も傷つきました。
いまだったら、どうするか?
うーん…
たぶん、大上段にビジョンを掲げてそちらを向かせるよりも、
実際的なところで、目指す方向にそった決断を繰り返していくでしょう。
あと、小さなことでも、目指す方向に向かっていることがあったら、
それを話題にして、「こういうことがもっと起こったらうれしいですよね」
と伝えたいですね。
中澤信幸は、2代目リーダーを応援しています。
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