どうも、早起き牧師の中澤信幸です。
2017年8月1日火曜日、第127回目の放送です。
サーバントリーダーシップの学びです。自分の歩みに積極的な介入を求める、ということについてお話します。
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2017年8月1日火曜日、第127回目の放送、お相手は中澤信幸です。
組織における理事会、取締役会の役割
ロバート・K・グリーンリーフが提唱したサーバントリーダーシップについての学びを進めています。今回は大きな組織の中で取締役会、理事会と言われるものが果たす役割のことが紹介されていました。組織の中で積極的な介入をしなければいけないんだ、ということです。経営陣に対して、対応的な手段ではなく、積極的に介入うしていくということですね。
果たされるべき役割としては、いくつかのことが挙げられていました。 ひとつは目標を明確にすることです。次にそれに応じたパフォーマンスがあるかどうかをきちんと見定めること。さらには人選ですとか、編成ということに携わること。そして経営陣がきちんと信頼を構築していくための助けとなること。
今日はこのことを深く掘っていくつもりはありません。というのも、聞いている方はおそらく組織のことというよりは、自分の歩みについて関心があるだろうと思うからです。今日はこれを個人に当てはめるとどうなるか、お話しましょう。
個人が必要とするコーチ、メンター
自分の歩みを考えてみたとき、自分以外の誰かによって、主体的に介入されていくということが、どういうことなのかちょっと考えてみたいと思うんです。常々思っていることなんですけれど、1人の人に対して少なくとも1人のコーチとかメンターと言われるような存在が必要だろうと考えています。コーチとかメンターと言っても、何かあれば相談できるという待ちの姿勢というより、定期的に会合を持って、私に対して積極的に問い掛けてくれる、介入してくれる。そういう人物である必要があると考えています。
あなたの目標はなんですか?このことはどうですか?どういうふうに取り組んでいますか?どんなものが必要だと思っていますか?どんなふうにしていこうと考えていますか?どんなことが改善すべきことでしょうか?信頼は築けていますか?そういうことを気にかけてくれる、一緒に考えてくれる、そういう人の存在です。
複数の声があったほうがいい
コーチやメンターと言われる人を、少なくとも持つべきだと考えてきました。そして、今日、紹介されたことを考えた時に、ひとりのメンターやコーチに依存しない方がよさそうだ、ということも思わされました。どういうことかというと、自分の歩みに介入をしてくれる複数の人がいるっていうメリットですね。ひとりの人に依存してしまいますと、どうしてもその人の型にはまっていくような感じがします。複数の人がいれば、それが防げますね。
マスターマインドグループとは?
そのときに思い出したのが、 マスターマインドグループの存在です。日本ではあまり馴染みがなくて、マスターマインドというとゲームの名前だったり、ブランドだったりします。
マスターマインドグループというのは、複数のメンバーでグループを作る。自分の目標とか、歩みを共有する。他の人からの積極的なアドバイスを受けるためのグループです。
定期的な会合をします。最初に少しずつ近況を分かち合って、それからひとりの人にスポットライトが当たります。これは順番になっていて、今回は私、次回はあなた、その次は誰々、という感じ。一時間ぐらい、自分の抱えている課題、取り組んでいる計画についてフィードバックを受ける、問いかけを受ける、一緒に考えていく、そういうグループです。
そうやって、お互いの歩みについて、あなたの歩みが喜ばしく歩んでいくことができることが、私たちにとっても嬉しいと言う関係性が作り上げられていきます。それが1対1だけではなくて、複数の関係で続いていく。それがマスターマインドグループです。
困ったことがあったら相談できるグループ、という以上に、積極的に問いかけ合ったり、考え合ったりして、お互いの歩みを創り上げていくのに関わっていく、そういうグループです。
私にもマスターマインドグループが必要
私は、サーバントリーダーとして、一人ひとりが歩んで行こうとしたならば、こういうグループが必要なんだろうな、と感じています。私自身も、そういうものが必要だな、と感じています。
もしかしたら、10年ぐらいした時に、マスターマインドグループというものが、そういう名前じゃなくても、みんなのものになっている、そういう状況が生み出されていたら素晴らしいなぁと思うんです。お互いの歩みが成り立っていくことを喜び合うようなグループですね。
自分の歩みがしっかり立っていくための助け、あなたはどこからどんなふうに得ているでしょうか。
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