どうも、早起き牧師の中澤信幸です。
2017年8月8日火曜日、第132回めの放送です。
改善に向けて、共有されるべき情報についてお話します。
Podcast: Download (Duration: 8:29 — 5.8MB)
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2017年8月8日火曜日、第132回目の放送、お相手は中澤信幸です。
理事会が必要とする情報
ロバート・K・グリーンリーフという人が書いた、サーバント・リーダーシップの本について、学びを進めています。少しずつ読みながら、そこで書かれていることのエッセンスを紹介しています。
グリーンリーフは、特にひとつのことに注目をして、この本の中で取り上げ続けています。それは理事会と経営陣の役割ということです。理事会は組織が何をしていくのかを決める、経営陣はそれをどうやってしていくのかを決める。どういうふうにしているのか、ちゃんと機能しているかどうか、理事会は経営陣をチェックする機能がある、というんですね。
で、その理事会が機能するときに、必要な情報があるじゃないか、というわけです。ただ単に、経営陣がこうこうこうです、っと言って報告をしてくるものだけを見ていては、チェックができない場合があります。大抵の場合、都合の悪いこと、本当に必要なことというのは、独自で調べることが必要になるからです。そんなふうにして、経営陣のことをチェックするために、理事会は必要な情報を手に入れる必要がある。そういうことが言われているんですね。
同じ相談でも
このことを考えてみたときに、友人たちとの会話にも当てはまるのではないかなぁ、と思いました。みなさんも、お友達に相談をされることがあると思います。
相談の中にも、ふたつあるんですよね。ひとつの場合は、自分の言いたいこと、思っていることを聞いて、受け止めてほしいという相談です。もう一つは、実際にそれを解決したい、どうしたらいいかな、という相談ですね。
語らなければいけないこと
前者の場合、つまり自分の考えや思いを受け止めてほしいという場合には、とにかく自分が考えていること、思っていること、感じていることをお話しすればいいわけです。それがすべてで、それを否定しないで、辛抱強く聞いてくれるお友達が良いお友達ですね。
それに対して、後者のどうしたらいいだろうか、解決をしたい、というときには、自分の考えていること、感じていることだけでは、物事の解決に役立っていきません。お友だちもこう聞くのではないかと思います。「じゃぁ、相手の立場から考えてみるとどうだろうか」「どういうことが実際にはまずいんだと思う?」
解決するための情報
物事の解決に向かっていくためには、違う角度からの情報、あるいは自分自身が間違っているかもしれないこと、自分が直すべきことに気づいていく。それが必要になってくるわけですね。違う立場から考えることが出来なくて、自分の側のことばかりだと、なかなか解決に向かっていかない。同じところを堂々巡りすることになります。
そんなことを考えてみたときに、解決をするためには自分が向き合いたくないこと、自分が本当は相手に知られたくないこと、そういったことを開示していく。そういったことをお互いの共通の認識にしていくことが、どうしても必要になってきます。悪いのはわかっているけど、ということをですね、この人に言わなきゃいけないのだろうか。そう、解決するためには、言わなければいけないんですね。解決するためには、それを知ってもらうことが必要なんですね。
信頼と本気度が必要
物事を前に向かって進めていくときには、知られたくないこと、目を向けたくないこと、そういったものに向き合うことが必要になってきます。当然、相手を選びますよね。信頼できる人であれば、このことを一緒にしていこうと思うでしょう。
また、そのことを解決したいと思う、本気度も問われますね。やっぱりこれを開示して取り組んでいこう、という本気さが必要になります。
自分のためになってくれる人
そういうことに立ち会ってくれるような、信頼できる、そして心を低くして自分のために、本当に自分のために解決に取り組んでくれようとする人。私たちの普段の生活でいえば友人、会社の組織のようなもので言えば理事会とか、そういう立場のもとで。自分のしていることをチェックしてくれる立場の人ですね。上司かもしれません。仲間かもしれません。そういう存在が私にとって本当に必要だと思うんです。そうじゃないと、前になかなか進んでいけないからです。
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