どうも、早起き牧師の中澤信幸です。
2018年4月30日月曜日、第311回目の放送です。
いなくてはならない存在から、さらに、いなくなってもいい存在になろう、というお話です。
Podcast: Download (Duration: 5:12 — 3.6MB)
いないと困る存在
先回、いないと困る存在について、お話しました。コンビニエンスストアの話で、「あいてて、よかった」これがないと困るよね、という存在の話です。誰かが、私について、「あの人がいないと困る」と言ってくれると、私たちの存在感が出てきます。
いなくなってもいい存在に
今日は、ちょっとそれとは逆説的な話しです。いなくては困る、という存在の向こう側までいって、いなくなってもいい存在になろう、という話です。
いなくなってもいい存在というのは、いてもいなくてもどっちでもいいという意味ではありません。私がいなくても、それでも私がいるような感じ。わたしのもつ良いものだけが存在している、ということです。
よいものが手渡されていく
昨日、教会で、教育講座をしました。教会の歴史をご一緒に確認しながら、そこで引き継がれている DNA、良いものについて学びました。
教会の方々は、皆さんそれぞれの役割を果たしています。その意味では、いなくてはいけない存在で、とても大切な存在です。
と同時に、ずっと居続けられるわけではないし、個人の名前がずっと残っていく、というのも、なんとなく不健全なことです。
存在はなくても、良いものが引き継がれて、残されていく。私の名前が残っていなくても、大切なことが引き継がれていけばよいのです。
私の名前よりも大切なこと
会社の中でも、仕事でも、おそらくそうでしょう。私という存在、名前が表に出なくても、私が大切にしていて、伝えたいこと、それがみんなにも大切なこととして受けとめられることが大事です。それができたら、私は次の行くべきところに行ってもいいのかもしれない。
大切なものを遺す仕事
私たちは、どうせいなくなりますよね。名前も、おそらくすぐに忘れ去られていきます。孫の世代ぐらいまで覚えてもらえてたら、上出来ではないでしょうか。名前も、どこで何をしたかも忘れられるときに、私の後の世代に本当に大切にしたいことが手渡され、その人の中に根付いて残っていくなら、それはどんなにすばらしいことでしょう。
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