0313 これだけは自分で手間暇かけて、というもの

 

どうも、早起き牧師の中澤信幸です。

 

2018年5月2日水曜日、第313回目の放送です。

 

手間ひまかけた、愛着のあるものについてお話します。

 

 

 

インスタントで便利なもの

世の中には、インスタントで便利なものが、いっぱいたくさんありますね。時間がかからない、あっという間にできる、そこそこのクオリティがある。そんな意味で、とても便利なものです。私もよくいろんなもので利用しています。

 

手間ひまかけたものほど

一方で、手間暇をかけて、愛着が湧いてくるものもありますね。これだけは時間をかけて、じっくりと、自分の手で。そういうふうにすることで、これは私の大切なものだ、と思う気持ちが強くなります。

最近、ある牧師さんが連絡をしてきて、一緒にノートパソコンの修理をしています。ちょうど私がコーヒーをキーボードにこぼしてしまった、その前後だったと思います。この牧師さんのコンピュータは私と同じものなのですが、液晶が割れてしまったそうです。私がかつて液晶の交換を自分でしたことがあったので、連絡をいただきました。

「私にもできるでしょうか」「ちょっと難しいかもしれないですが、やってみましょうか」ということで、その牧師さんは、自力でがんばりはじめました。「ここのところは、どうしたらいいでしょうか」と連絡を取りながら、まあ多分大丈夫なんじゃないかな、というところまでこぎつけました。結果として、たぶん牧師さんにとってそのコンピュータはとても愛着のあるものになっただろうと思います。

 

私にとって大切なもの

私も、一回、二回と自分のコンピューターに手を入れることによって、とても愛着のあるものになりました。ネジが一本あまってしまって、どこか止まっていない。そんな不完全な修理の仕方ではあるんです。使いすぎて、キーボードの文字のプリントが剥がれてきて、みすぼらしくなっています。でも、この一台は、ただメーカーに修理を依頼して綺麗になって返ってきた以上の、貴重な、何だったら名前を付けて呼んであげたいような、そういうものになっています。

 

あなたにとって大切なもの、人

あなたにとっても、これは手間をかけて、大事にして、自分で直して、とても愛着があるというものがあるのではないでしょうか。きれいであるとか、誰かにとって便利であるとか、そういうことよりもあなたにとって大切なものです。

もちろん、インスタントでいいものもたくさんあります。でも、自分にとってこれは大切なもの。手間暇かけた、愛着のあるものにしよう。あなたにとって、そういうものは何でしょうか。

ものだけではなくて、そういう人はどういう人でしょうか。この人との関係は、インスタントな関係ではなくて、手間暇かけた大切な関係。そんなことを、ちょっと考えてみてください。

 

 

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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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