どうも、早起き牧師の中澤信幸です。
2018年6月5日火曜日、第337回目の放送です。
あの人ってどういう人?単純明快な答えが出てくる強さについてお話しします。
Podcast: Download (Duration: 5:25 — 3.7MB)
毎週火曜日は、ビジョナリー・カンパニー2「飛躍の法則」からお話をしています。今日から、第5章「単純明快な戦略」のお話しです。
キツネと針鼠の話
5章の最初に、ある一つの話が紹介されています。登場するのは、キツネとハリネズミです。キツネはとても能力があり、頭が良く、たくさんのことを考えて実行することができます。キツネは持ち前の頭を活かしてハリネズミを襲おうと計画します。一方、ハリネズミはそんなに能力がありません。運動能力も優れていませんし、身を守る術と言えば、たったひとつしかありません。
キツネがハリネズミに向かって、いつもろんな戦略を立てて向かっていくのだけれど、勝てません。ハリネズミが身を丸めて、針をむき出しにすると、キツネはいつも歯が立たない。そんなストーリーです。
あれこれ手を尽くすことができる、能力がある、選択肢がある。でも、優秀なキツネは結局ハリネズミに勝つことができない。たったひとつしか能力がない、自分の身を丸めてハリを出すだけしかできない、それでもどんなに強い敵からも身を守れる。ハリネズミは、武器となる単純明快なものを持っていて、それが強さだということです。
単純明快な軸をもつ強さ
飛躍する企業には、その単純明快な強さがあるんだ、というのが第5章のメッセージです。あれもできる、これもできるという強さではなく、これしかできないけれども、これならできるという強さ。そこに飛躍する企業は自分たちの道を見出し、そこで成長をしている。
私たちは、自分自身の歩みを考えてみても、同じことが言えます。この人はこういう人、この人はこれをする人、この人はこれができる人、という単純明快な強さ、特徴、そういったものを伸ばしていくところに、大きな成長があります。四方八方、あれもこれも、とオールラウンドに自分を伸ばしていくよりも、自分の軸を見つけることの必要性です。
あなたは、自分の軸はどこにあると思いますか。そんなに単純なの?と思うような、自分自身の本当の軸は何でしょうか。他の人から見て、あの人はこういう人、と一言で言い表せるような軸です。もし、すでにその軸を見つけていたら、ぜひコメントで教えてください。みんなで、そのことを喜びたいと思います。
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