どうも、あなたのサーバント中澤信幸です。
2018年9月18日火曜日、第412回目の放送です。
火曜日は、一冊の本の内容を紹介しています。今日から、「ギブ・アンド・テイク」についてです。
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サーバントリーダー、第五水準のリーダー
先週、ビジョナリー・カンパニー2「飛躍の法則」について、取り上げてきたシリーズが終わりました。katsuさんがコメントをくださいました。火曜日がお気に入りだったということで、ありがとうございます。第5水準のリーダーは、サーバントリーダーの続編のような感じがした、ということですね。確かに、サーバントリーダー=第5水準のリーダー、そういうふうにジェームズ・コリンズが言い換えてくれた、と理解されています。次に始まるテーマが何かを楽しみにしている、ということでした。いよいよ今日から、新しい本の紹介をしたいと思います。この本も、katsuさんをはじめとして、皆さんの役に立つものであるように、と願っています。
与える人=ギバーの生き方
新しい本は、アダム・グラントが書いた、「ギブ・アンド・テイク」副題は与える人こそ成功する時代です。与える人の生き方について焦点を当てた本です。サーバント=与える人ということで、ぜひこの生き方をご一緒に学びたいと思います。
情けは人の為ならず
監訳者ということで、楠木健先生がついています。紹介の言葉を書いているんですね。この本の内容は、一言でまとめて言うならば「情けは人の為ならず」ということだ、と。情けは人の為ではない、結局は自分に返ってくるためのものだ、と。
人間の性質の中には、もともと他者志向というのがあるだろう、と楠木先生は言うわけです。人は人間の社会の中に、共同体の中に、必ず生きています。その中で他の人との関わり合いを重要視して、そこに良いものをもたらそうという思いはもともとあるはず。
しかも、仕事ということを考えてみたとき、仕事の本質にも他者志向はある。他者に喜んでもらうことによって報酬をもらう、それが仕事。だから、喜んでもらうことが仕事の本質の中にも深くあるんだってことですね。
人間の性質のもともとのところ、仕事の性質のもともとのところ、その根っこのところに向かい合うならば、人にとって与えることはそんなに難しいことじゃないんだ、というんですね。与える生き方というのは、的外れとか、突拍子もないとか、無理なことではないんだっていうのが、楠木先生の言うところです。その根っこのところに、向かい合わせてくれるのがこの本だ、ということです。期待させますよね。
時間にとらわれなければ、必ず報われる
もう一つ言われているのが、与える人が報われるのには、時間の感覚に少し注目する必要があるんだ、と言います。すぐに報われることはないかもしれない。でも、時間にとらわれなければ、与える人は必ず報われる、言われています。時間にとらわれなければ、という部分を、あさのばでもよく考えて見ようと思います。
火曜日のあさのばでは、「ギブ・アンド・テイク」という、この本をしばらく取り上げていきます。与える者の生き方の本質をご一緒に学びましょう。これによって、自信をもって、喜びをもって、安心して与える歩みを自分のものにできたらいいですね。
私自身も期待しています。ぜひ、皆さんも楽しみにしてください。
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