どうも、早起き牧師の中澤信幸です。
2017年6月21日水曜日、第98回目の放送です。
今日は、相手によって対応を変えていくことの必要性について、お話します。
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2017年6月21日水曜日、第98回目の放送になります。お相手は中澤信幸です。
お茶を入れる仕事
私が学生時代にアルバイトをしていたときのことです。およそ10人ぐらいの人が、事務所の中で働いている、そういうアルバイトの環境でした。アルバイトがするお仕事の1つに、朝一番でお茶を入れるというのがあったんですね。実際には、お茶を入れるのではなくて、コーヒーを入れるんですけど。
そのコーヒーが、薄いのがいい人、濃いのがいい人、クリームを入れる人、砂糖を入れる人、そうやって好みが違うわけです。はじめに、前にその役割をしていた人が、一人一人の好みを教えてくれました。全部覚えてね、とアドバイスをしてくれました。そうやって、朝一番に個別にコーヒーを入れることをしていました。
個別に対応すること
もう今の職場環境だと、おそらく人にお茶を入れてあげるっていうようなことは、ないんじゃないかなーと思います。勝手に自分で入れてね、とか、そういうことなんだと思うんです。でも、今日は、そういうお茶の話というよりは、お仕事をしていて、お仕事の相手によって使い分ける、相手に合わせるってことを考えたいんですね。この人はこういうことを求めているのでこれを、こっちの人には同じことでも違う形で提供しなければいけない、とか、そういうことです。
例えば同じメールを書くにしても、お仕事の相手によって文書の体裁とか、長さとか、頻度とか、変わってきますよね。同じ上司への報告でも、プロジェクトのリーダーに送るのと、その上の部長に送るのとかだと、やっぱりちょっと違ってきますよね。
タイプの違いに対応する
もちろん立場、役割としての違いもありますし、人によってタイプも違います。報告が随時いる人とそんなにいらない人、理詰めで説明をしなければわかってくれない人、感覚的にわかってくれる人、そういうタイプの違いですよね。いろんな方がいらっしゃるので、コミニケーションの仕方が違ってきます。
もちろん、タイプが違うっていうのは、良いとか悪いとかいうことではありません。それぞれの違いでしかない。違う人に対して、同じやり方、こちら側の都合だけで言っていると、伝わらなかったり、うまく理解されなかったりします。協力が難しくなりますね。
だから、どうするかって言うと、結局、やっぱりその人に合わせることを、こちら側がするんだと思うんです。うまく受け取ってもらえないと、意味がないですからね。
聞いて、確認して、習慣化する
さっきのコーヒーのことに戻ります。どうしたかっていうと、前の人から聞いてはいるんですけれども、その人が残したメモみたいなのもあるんですけど、結局よくわからないんですよ。なので最初にやっぱり聞きますよね。どういうふうにするのがいちばんお好みですか?薄め?砂糖?クリーム?ひとりひとりに聞くのが一番手っ取り早かったな、と思います。
そして、その通りにしてみて、確認しました。あのぉ、これで大丈夫ですか?この程度で良いですか?確認をしました。そうやって、最適なところを見つけていく。ひとりひとり違うので、その最適なところを見つけいく。やっぱり、これも自分なりにメモを作り直しましたよね。前の人のわけのわかんないメモが貼ってあったんですけど、それをはがして、自分なりのメモを貼る。たぶん次にアルバイトに来る人が私のメモを見ても、何のことだろうなって、思うんですよ。自分にとってわかるメモですね。
自分の中で、情報処理ですね。この人はこうだからこういうふうにするんだって、自分の行動を習慣化していくような処理をする。だから上司との付き合い方でも、同僚との付き合い方でも、その人がどういうタイプなのか、思い切って聞いてみるといいでしょう。どのくらいのメールの頻度が良いですか、とか、どういう報告を期待してますか、とか。聞いてみたらいいんですよ。で、確認をすることが大事ですよね。こんなふうにに言われたので、こうしましたけど、これでいいですか、って。
仕事というのはめんどうくさいもの
相手との関わりが、最初は個別かっていう意識が必要だと思うんですけれど、だんだんそれが自分の中で習慣化していって、この人とはこういうふうに、と何も考えずにできるようになっていく。そこまでいくといいですよね。
こういうことって、とってもめんどくさいことだと思うんです。なんとか簡単にならないか、と思うこともあるんですけど。たぶん、そこまで含めて、お仕事なんだと思うんですよね。コーヒーいれました、入れたからいいでしょ、じゃなくて。やっぱりその人に喜んでもらえる、その人に受け取ってもらえるようにして出すのが、お茶を入れるっていう仕事なんですよね。だから、めんどうくさいとかって、お仕事はめんどうくさいもんなんだっていうことですよ。
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