どうも、早起き牧師の中澤信幸です。
2017年7月4日火曜日、第107回目の放送です。
サーバントリーダーシップ、特にビジョンとその実現について、お話します。
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2017年7月4日火曜日、第107回目の放送、お相手は中澤信幸です。
会社の組織はわからない
サーバント・リーダーシップの学びを進めています。緑色の本、ロバート・K・グリーンリーフが書いた本になります。この本の内容を少しずつ紹介していますが、同じようなことを繰り返している感じがします。でも、飽きずに話し続けて生きますね。
今日は、会社の組織のことのお話を少しします。といっても、私は会社で働いたことがないので、組織のっことはよくわかりません。いわゆる社長という人をなんとなく思い浮かべてみたり、取締役、代表取締役、CEO、COOなんてことになると、偉そうな人だというのはわかるけど… どんな役割なんでしょうか?調べてみましたけど、調べるほどわからなくなる(笑)
取締役会と経営陣
そういう実際的な日本の会社の組織構造からちょっと離れて、グリーンリーフが非常にシンプルに語る、経営に携わる2つのグループのことをお話しします。
ひとつは、取締役会といわれるものです。直接経営に携わるというよりは、経営陣の横にいて、取り締まりって言うと、変な言い方なんですけど、経営がふさわしいものになっているかどうか、絶えず見守っていくグループですね。すべきことは、目標を定めることです。長期的な目標を打ち出し、ビジョンを掲げる、そこから導き出される方針というのを打ち出していくこと。もちろん、法的な関連の役割もありますが、基本的には組織の目標とか方針とかビジョンを打ち出していくそういう機能ですね。
で、もうひとつ、実際に経営をしていくのが経営陣になります。取締役会が出してくるところの方針やビジョンをどうやったら具体的に実現することができるのか。活動計画とか、運営の計画、実際を担っていくことになります。
お互いに仕え合う関係
お互いの関係が築かれていくんですけれども… ともすれば、取締役会は経営陣に対して、これをやりなさいと上から高圧的に出たり、あなたがたのしていることはよくないと、それこそ取り締まるようになったりします。また経営陣は経営陣で、取締役会に対して、そんなのはできない、私たちの好きにやらせろた、あなたがたは実情を理解していない。そんな関係になることがありえます。
そこに、サーバント・リーダーシップという考え方を適用すると、取締役会は経営陣のためにあるのであり、経営陣は取締役会のためにある、お互い協力をし合ってひとつの大きな目標に向かっていこうとなるわけですね。
取締役会は経営陣に対して、「こういう素晴らしいことを一緒に実現しよう。あなたがたのしていることはすばらしいことだ」と励まし、経営陣は取締役会に対して「あなたがたが出しているビジョンは素晴らしいもので、私たちも賛同します。そのために一生懸命取り組みます」ということですね。良い関係が回っていくことになりますそういう風にしてお互いとなりありながらあるときにはチェック機能を果たしあるときには励ましたり促したりすね。
いま私たちの教会でも、組織のことを考えているので、こういう本を読むと、とても考えさせられて、勉強になります。
問いかけてくれる助け
一方、あさのばでは、「私は別に会社の組織をいじる人間ではない」という方もいると思うので、個人的なレベルに落として考えてみましょう。
私たちは、自分の中で二役をいっしょにこなしているように思います。自分の歩みについて、ビジョンとか方針とかを打ち出すのも自分、それを実際に生きるのも自分、という風に。普段は、それを無意識にしていることもたくさんあると思いますが。
そういう中で、必要な問いかけをしてくれる人の存在は、大きな助けになるでしょう。聞いてもらえると、自分の中でさらに歩みが定まっていきます。
「あなたは何のためにしているの?」その問いに答えると「いい目標だね、あなたの人生を賭ける価値があるよね」というふうに認めてくれる人。「どういうふうに実現しようとしているの?」と問いかけ、「そうだね、一生懸命やろうね」と努力を促してくれる人。
あなたにはそういうふうに問いかけ、助けてくれる存在がいますか?
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