どうも、早起き牧師の中澤信幸です。
2017年8月2日水曜日、第128回目の放送です。
今日は、小学校の先生が卒業にあたって寄せてくれたことばを紹介します。
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2017年8月2日水曜日、第128回目の放送、お相手は中澤信幸です。
小学校の先生のことば
未来を形づくる言葉を紹介していただいています。自分の人生を大きく左右した、影響受けたことばです。ある方から小学校の先生が卒業にあたって寄せてくれた、そんな言葉を紹介してもらいました。
「このクラスから犯罪者が出たら、先生は手弁当、腰弁当で弁護しに行きます」先生はそういうふうに言ってくれたんだそうです。その言葉を通して、先生に迷惑をかけてはいけない、先生はなんて優しいんだろう、そういうふうに感じたそうです。
後日談になりますけれども、先生が90歳で亡くなられたときに、小学校のその同窓生たちがたくさん集まって、先生とお別れをしたということでした。考えてみれば、小学生の卒業の時っていうのが12歳になりますよね。そこからおよそ50年ほど、先生が30才、40才だった頃から、50年、60年経って、なお教え子たちに愛されて、偲ばれて、お別れに来てもらえる。そんなことってすごいことだなぁと思いませんか。
先生がもつ影響力の大きさ
学校の先生というのが、本当に大きな影響力を持っているんだなーっていうことを感じることがあります。特に、小学校の先生というのは、子どもたちが出会う、初めての大人と言ってもいいんじゃないかと思うんですね。初めてというのは言い過ぎですけれども。でも、自分の親、親族以外に、非常に親しく、長い時間を過ごす大人としては、割と初めのほうの人たちだと思うんです。
この親、この先生、こういう大人たちと出会っていきながら、社会とはどういうものか、人は自分にどう関わってくれるのか、そういうことを理解していくでしょう。先生というのが、自分のことを大切に思って、自分の取り組みを応援してくれる存在だ、と知ることができた人はなんと幸いなことでしょう。それによってこの世の中の大人の人というのは、自分のことを気にかけてくれて、自分を育ててくれようとしている、ということを理解することができるからですね。
私たちがもつ影響力の大きさ
ここで考えてみたいのが、私たちが持つ影響力ということなんです。この番組を聞いてらっしゃる方の中には、学校の先生もいらっしゃることと思います。本当に尊いご労ですので、是非その持つ影響力というんですかね、子どもに与える影響というのを大切に、大切に考えながら労していただきたいと思っています。今、ちょうど夏休みでしょうか。良いリフレッシュをして、そして子どもたちと接していただきたいと願うものです。
上司として、先輩として
同時に先生ではないたくさんの方も聴いていただいているようです。先生ではないんだけれども、持っている影響力があることを知っていただきたいと思います。例えば、上司として、あるいは先輩として、誰かに仕事を教える。そういう中で持つ影響力というものです。
相手は自分から教わるという下の立場にあります。だからといって、上からよくない影響力をもって高圧的に教える、ということをしてしまったら、その人は仕事もあまり好きではなくなるでしょう。また自分とか、会社、仕事についてよくないイメージを持ってしまうことでしょう。
ですから、教えるという場面で、私はこの教えることを通してこの人に凄い影響力を持っているんだ。私の態度や私の教え方1つで、この人は仕事を好きにもなれば、嫌いにもなる。この職場を好きにもなれば嫌いにもなる。ひいては社会生活というのが良いものだと考えるか、つまらないものだと考えるか、嫌だと考えるか、それも大きく左右している。私にはそういう影響力があるんだ、という事をわきまえていただきたいんです。
そして是非、その人が仕事が好きになるように、職場が好きになるように、そして社会人として責任を果たすということにやりがいや意味を持てるように、是非そんなふうに教えて育ててほしいと思います。
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