どうも、早起き牧師の中澤信幸です。
2017年12月12日火曜日、第212回めの放送です。
教会は、真のリーダーを生み出す教会の使命についてお話します。
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2017年12月12日火曜日、第212回目の放送、お相手は中澤信幸です。
育成の最前線にある教会
サーバントリーダーシップという、ロバート・K・グリーンリーフが書いた緑色の本の中身を紹介しています。今日紹介するのは、その本の中でも、私がいちばんグッときたところです。自分の身につまされるというか、このことが私に対するチャレンジだな、と思わされたところです。
育成の最前線にいる教会というテーマです。人を育成する最前線に、本来教会はあるべきではないか、ということなんですね。
教会の戒律の限界
それにしても聖書の中の戒律というのは、いくつかの限界を持っているんだ、とグリーンリーフはいいます。戒律というのは、何々をしなければならない、何々をしてはならない、という教えや定めのことですね。何が限界かというと、3つぐらいのこと、どれも同じことなんですけど、言っています。
ひとつは、そんなのは当たり前じゃないか、と思えることしか言っていない、ということです。人が基本的にどうしたらいいか、ということを考えたときに、こうしなければいけないだろうな、と皆がおおよそ分かるようなことしか言っていない。ごくごく基本的な、本来の限られたことしか言っていないというのが限界だと言うんです。
ふたつ目はですね、そういう戒律について、要するに禁止事項をしなければいいんでしょう、というふうにしか受け止められないというんですね。当たり前のことを規定されて、結局それをすればいいんでしょう、という感覚ですね。
それはみっつめのことにつながっていきます。さらに徳のある高い人を育てることが難しいということです。ようするに、よくある事を守ればいいんでしょというレベルで教えが説かれれば、それ以上の人は育ちにくいよね、ということです。
真のサーバントリーダーを生み出せ!
反対に、どういう戒律を掲げるべきなのかいうと、この世で考えられているようなことと少し違う、しかし非常に根本的なことを教え、勧める、より高い次元での生き方を示す、より素晴らしい歩み、人が通常の範囲では成し得ないということをきちんと示していくことが大事なんだ、というんですねで。
そういう中で、グリーンリーフは、ひとつのメッセージを込めます。本当の意味でサーバントであり、本当の意味でリーダーである人材よ、出て来い!ということなんですね。教会よ、それを育てろ!生み出せ!というメッセージです。教会には本来、神の教えがあり、そのことを養う人々の集まりがあるではないか。そのことの中にサーバントよ、リーダーよ、出てこい!教会はそれを生み出せ!そういう教えを説け、そういう戒律を勧めよ。そう語りかけられているわけです。
たとえ理想でしかないと言われても
私にとって、これは非常に大きなチャレンジでした。私が日頃教会の中で説いていることは、当たり前の道徳の範囲にとどまる、これをしなければ、これをすればいい、という程度にとどまっていないだろうか。本当に社会を動かし、現実の未来を作り出していくような、そういうサーバントリーダーを生み出していかなければいけないのではないか。本来、教会には、神の教えには、そういうものが含まれているのではないか。そう、チャレンジを受けました。
私は今、このサーバントについての本を書いています。人を幸せにすること、他人を大切にすることを選び取っていく生き方のことです。そこに込めた想いというのは、理想だと言われようが、そんな事は絵空事だと言われようが、こういうふうに生きなければ、本当の意味での人生を全うしたって言えないじゃないか、そういうものを提示しようとしています。そのことが多くの人に届いていくように、そしてグリーンリーフのいう、教会は育成の最前線にあるのではないか、ということが、少しでも実現できるようにと願いながら、取り組んでいます。
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コメント
ポッドキャストのエピソードメモって、ブログの記事そのものであり、あさのばの原稿なんですね!
このくらい、こんなふうに書くと、こんな感じの番組が出来るんですね!
私は信者ではありませんが、いつも、ラストの一言など、楽しみにしています!
なるみさん、ありがとうございます。
いつも楽しんでいただいているようで、うれしいです。
何かのお役に立てば、と願っています。
ショーノートで書かれているのは、
しゃべったものをPCが文字起こししてくれて、それを適当に修正したものです。
ちょっと読みにくいところもあるので、もう少し思い切って編集すべきかも、と思っています。
あとからでも、読み返してもらうと、また違う味わいかもしれません。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。