0360 ありがとうの借りはフィールドで返す

 

どうも、あなたのサーバント中澤信幸です。

 

2018年7月6日金曜日、第360回目の放送です。

 

ありがとうの借りの返し方についてお話します。

 

 

この前の水曜日、ありがとうの貸し借りの話をしました。多くの人に愛されて、良くしてもらっている。ありがとうを十分に返しきれていない、そんな時にどうしたらいいのか、というお話でした。今日はもう少し、そこを深掘りしてみましょう。

 

多くの人の応援を受けて

ワールドカップの日本代表が帰国をしました。会見で「たくさんの人に応援していただいてありがとうございました」とお礼を言っていましたね。応援に行った人たちも、あるいはテレビで見ていた人たちも、「良い試合をありがとう」「感動をありがとう」とお礼を言っていました。

なるほど、確かに多くの人たちに応援してもらっていました。ある人は休暇をとって、遠いロシアのスタジアムに駆けつけました。ある人は次の日の予定を棒にふってでも、夜遅く朝早くテレビにかじりついて応援しました。みんな多くの犠牲を払って、日本代表のためにと応援をしたわけです。

 

応援される者たちのすべきこと

では、応援された日本代表のするべき仕事は何か?もちろん、応援していただいて恐縮です、と恐縮がることではありません。一人一人のところに、ありがとうございます、ありがとうございます、とお礼を言って回ることでもありません。彼らのすべき仕事は、彼らにしかできないこと、つまりフィールドの上でプレーすることです。

応援する人は、それを応援しているわけです。自分たちがサッカーのフィールドに立ってプレーをすることはできない。彼らに夢を託し、彼らのことを応援し、彼らに精一杯のプレーをしてもらいたい。応援してもらっている側の一番の恩返しは、フィールドの上で声援に答えるようなプレーをすることです。

 

あなたの歩みに取り組んでほしい

私たちにも同じことが言えます。「こんなにしてもらってありがたい」「何でこの人は私のためにここまでしてくれるんだろうか」感謝を感じ、ありがたさを感じているとき、私たちのすべきことは恐縮がることではありません。お礼を伝えてお返しをすることでもありません。私でなければできないことに精一杯取り組むことです。あなたを応援してくれている人は、あなたに良くしてくれている人は、あなたがあなたにしかできないことを応援しようとしてくれているのです。そんな思いを背負って、自分の歩みに取り組み続けていきましょう。

 

 

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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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