どうも、あなたのサーバント中澤信幸です。
2018年9月26日水曜日、第418回目の放送です。
特別な人に、その気持ちを伝えるためのしかけの話です。
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カバンから取り出した一冊
先日、お客さんが来てくださいました。雨の日でしたけれども、わざわざ来て下さったんです。しばらくの間、とても楽しい、有益な話をすることができました。
その方が来てくださって、お話をしている間に、カバンの中から私の本を取り出したんですね。本には、びっしりと赤い線がラインマーカーで引いてありました。たくさんの付箋が貼ってありました。いかにも、本を読みこんできました、という感じでした。これには、びっくりしました。
よく、人と接するときのテクニックとして、その人の本を持って行きなさい、線を引いて、付箋をはって、読んでますよとアピールしなさい、と書いている本とかがあります。そういうことを、知ってはいました。なんか、そこまでやるのはいやらしい感じだな、と思っていました。
思いを伝える一工夫
ですが、実際に自分がそのことをされる側になった時には、これはびっくりする体験でした。もし、そのことが本当でないとしたら、見せかけだけのテクニックで読んでるぞアピールだとしたら、それはわかってしまいます。その人が、どれだけ私と本当に通じあえるか、少し話せばわかってしまうのです。あまりこの人は私のことをわかってないなと思う人が、真っ赤に線の引いてある本を取り出しても、仕込んできたんだな、とわかってしまいます。
今回のように、同じことを考えて、同じことを目指してるんだな、という方が、読み込んだ私の本を取り出して見せてくださると、それはもう、本当に嬉しいことですね。気持ちが伝わるんです。何よりも、気持ちがあることが大事で、その気持ちを効果的に表すしかけですよね。仕掛けをすれば、ない気持ちがあるように勝手に伝わるようなことはないのです。気持ちがあって、伝わるしかけ。
気持ちを伝えるためには
少し、応用編で考えてみましょう。「あなたは私にとって本当に特別です、ありがとうございます」という気持ちを伝えるために、どんな仕掛けがあるでしょうか。
例えば、その人からもらったもの、プレゼントを身につけていく。「見てください。これはあなたが私のために送ってくれたものです。こんなふうに、いつも大切にしていますよ。私にとってあなたは特別な人ですから」
あるいは、教えてもらったことの成果を披露する。先生や先輩が自分に教えてくれたことです。「見てください。先輩のおかげで、先生のおかげで、こういうことができるようになりました」「こんなふうにうまく作品ができるようになりました。あなたのおかげです」
一緒に撮った、昔の写真を持っていく。「あの時、こんなふうに関わってくれましたね。あなたは私にとって特別なんです」「私はこの写真を見ながら、いつも思い出して感謝しているんです、嬉しく思ってるんです」「見てください。懐かしいでしょ。私たちのはじまりがここにあるんですよね」
大切な人、私が特別だと思っている人に、その思いを形に表していく。そのためには、どんな仕掛けがいいと思いますか?ぜひ、あなたの大切な人に、気持ちを伝えための仕掛けを考えてみてください。
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