危ない!高速コーナリングの悲劇

それは、ある雨上がりの午後でした。
無茶なことも、調子にのってやってしまう、というのは、今も昔も同じでして…

わたしが小学生の高学年になった頃だったと思います。
自分たちには何でもできるんだ、と幸せな錯覚ができた頃の話です。

つい数年前まで、補助輪付きの自転車に乗っていたわけですが、
すでにいっぱしに自転車を乗りこなすようになっていた小学生でした。

仲間と数人、雨上がり(もしかしたら、まだ小雨だったかもしれません)、
自転車レースをすることになりました。

あの角を曲がり、次の角を曲がり、一周して戻ってくる、
小学生のよく考えそうな単純なレースです。

2つのチームにわかれ、ヨーイドンでレースのスタート。

しばらくすると、向こうの角を曲がって、相手の仲間が戻ってきます。
自分のチームは、少し遅れて戻ってきました。

よしっ、自分で挽回するぞ、と必死で立ちこぎをしました。
少しずつ、差が縮まってきます。

行ける!と思いながら、ペダルを漕ぐ足に力をこめます。

最初の曲がり角が近づいてきました。
コーナリングの定石通り、少し外側にふくらんで、
自転車を内側に倒しながら、コーナーを回っていきます…

んっ?

えっ?

曲がり角を曲がっているはずなのに、次の道が見えてきません。
近づいてくるのは、緑色のフェンス。
いまでは、あまり見かけなくなった、あの緑のフェンス。

 

 

そう、これです。

ようするに、高速すぎて、ハンドルがきいてない。

 

ブレーキ、ブレーキ!

すーっ、スーッ、とタイヤとブレーキのこすれる虚しい音が響きます。
雨に濡れたタイヤには、もはやブレーキは何の意味ももちません。

 

ガッシャーン。

 

その失敗の傷跡は、30年経った今も、
わたしの眉毛のところに、1cmの縫い跡として残っています。

 

もし、リクエストがあれば、引き続き、
人生ゲーム落下負傷事件、
スーパーマリオ土管くぐり負傷事件など、お届けします。

いかがでしょうか。

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