「共謀罪」(テロ等準備罪)が参議院で審議される中、キリスト者有志は6月8日、「『共謀罪』法案に反対し、廃案を求めるキリスト者有志の声明」を発表した。
全文はこちら。 キリスト者有志が「『共謀罪』法案に反対し、廃案を求めるキリスト者有志の声明」発表
過去の弾圧を背景にして
いわゆる「共謀罪」法案が可決されました。
それにあたって、キリスト者有志、各教団、教派などが声明を出しています。
キリスト教界がこの法案に反対する背景には、
過去の治安維持法による弾圧の経験があります。
この共謀罪法案も同じようにキリスト教界に適用されて、
信教の自由を脅かすのではないか、という危惧が強くあります。
成立したいま、ではどうするか?
審議の過程、法案の中身など、不十分なところがあって、
危惧されるところが多いのでしょう。
これまでの総括として、ここで声明を発表すること理解できます。
では、これからどうしたらよいのか、ということが大切です。
考えられる取り組みはいくつかあるでしょう。
- これを機に、言論の自由、信教の自由を大切にしたい人たちと、連帯の輪を広げ、よい協力関係を保ち続ける。
- 信教の自由が保たれていることの尊さについて、啓発につとめ、これを世論として定着させていく。
- 政界で影響力をもつ人材を輩出するための取り組みに重点を置く。
- 信教の自由が脅かされることは当然あるものだと覚悟し、信仰的な備えをしておく。
- 多様性について、寛容と秩序を両立するコミュニティのお手本となる。
反対の声明は、すべきことのごく一部なのであって、
このことに限らない、社会の中での大きな責任をきちんと果たす者でありたいですね。
コメント