0153 他人の喜びをともに喜ぶことのできる人

 

どうも、早起き牧師の中澤信幸です。

 

2017年9月13日水曜日、第153回目の放送です。

 

他人の喜びをともに喜ぶことのできる人って、どんな人でしょう。そのことについてお話しします。

 

 

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2017年9月13日水曜日、第153回目の放送、お相手は中澤信幸です。

結婚する二人のためのお祝い

先日、教会でウェディングシャワーというものが行われました。ウェディングシャワーというのは、今度結婚するお二人のことを仲間内でお祝いする会です。教会と言っても、みんながみんな全て親しくしているわけではありません。顔を知っている程度ということの場合もあります。今度結婚する2人、その結婚式と披露宴にみんなが呼ばれるわけではありません。ですので、有志の方が呼びかけて、一緒に教会でお祝いをしましょう、という会を開いてくれました。

友人の方々や親しい方々が、みんな準備をしてお祝いのお膳立てをしてくれたわけです。私たちはそこに乗っかって、二人の喜びを共に祝いました。

喜びをともにするために必要なこと

人の喜びを祝うことは、本当に嬉しいことですね。その経験をしながら、少しですね、考えていたことがあったんです。

人の喜びを喜ぶ、それって時々難しく感じることもあるんだよな、ということですね。人の喜びを共に喜ぶためには、何よりも自分の心が素直である必要がある、と思います。必ずしも私自身が喜べる状況でないときもあるわけです。

ねたまず、いじけずに

今日家を出てくるとき、私はこんなに辛い思いをしていた。でもここに来たら、目の前にこれから幸せになっていくだろう、喜んでいる二人がいる。さあ、私はどうするだろうか。私は不幸なんだって言って、すねて、ひねて、相手のことを祝うことができない。あるいは、私は不幸だけれども、この二人の喜びはまた別物と、心から祝福することができる。さあ、どちらでしょうか。

他人の喜びを共に喜ぶためには、相手の喜びを素直に嬉しいと思える、自分自身の心の素直さが必要になりますね。自分の状況は自分の状況。相手の喜びは相手の喜び。そういうふうにして、共に喜ぶことができる、ということです。

未来への希望をともにする

もう一つ、他人の喜びを共にできるのは、未来への希望を強く持っているからですね。人生に悲観的である、これから自分の歩みはうまくいかないかもしれない、そんな不安や恐れに悩まされていると、喜びはなかなか感じることができないでしょう。

これから結婚していく二人は、必ずしも幸せになるわけではありません。あっ、ごめんなさい、これはこの前お祝いをした二人のことについて言ってるわけじゃありませんよ。お二人には、ぜひ幸せになってもらいたいと思います。

でも、一般論でね、当然幸せになる夫婦もあれば、そうでない夫婦、困難にぶち当たって、こんなはずじゃなかったと思うことだってあるわけです。けれども、お祝いのときには、ぜひお二人に幸せになってもらいたい、これからこの二人の先には幸せな歩みが待っているはずだ、という楽観的なですね、希望を持った心でお祝いをするわけです。未来に向けた、楽観的な、希望を持てる歩みを思い描いたときに、私たちはより素直にお祝いができるんだと思うんですね。

共に喜べる自分を発見した喜び

自分のことは自分のこと、相手のことは相手のこと、その先に本当に良いものがあると思えること、そうやって喜びをともにする。この前、お二人のお祝いをいっしょに喜んでいたとき、二人の喜びを喜べる自分がいるんだな、っていうのがうれしかったですね。自分が喜んでる姿に、喜びを覚えました。人の幸せを喜べる自分がいる。これからの歩みに希望を持って、ぜひ幸せになってもらいたいと思えている自分がいる。自分の中に、こういう自分がいてよかった、という喜びでした。

 

あなたは、喜んでいる人を前にしたとき、どんな思いになりますか。その人の幸せを共に喜んであげることができるでしょうか。ぜひご自分の中に、ともに喜べる自分を見つけていただきたいと思います。

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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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