どうも、早起き牧師の中澤信幸です。
2017年12月7日木曜日、第209回目の放送です。
イエス・キリストの例え話から、見通しを計算することについてお話します。
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2017年12月7日木曜日、第209回目の放送、お相手は中澤信幸です。
高い塔を建てるための計算
毎週木曜日はイエス・キリストが語られたたとえ話を紹介しています。今日のたとえ話は、計算をするたとえ話なんです。
例えば塔、高い塔を築こうとしている人がいます。その大きな必要があるときに、当然費用の計算をしますよね。最初からはじめて、最後まで建てあげる、その費用全部をまかなうことができるだろうか。その計算がつかないときに建物を建て始める人はいません。それこそ基礎のところだけで建て終わってしまったら、途中で止めてしまったら、皆のもの笑いの種になるに違いありません。
戦いを交えるときの計算
もうひとつ同じようにたとえ話として出てくるのは、敵との戦いのときです。相手の敵は多くいます。 2万人です。自分たちの兵はいかほどだろうか。果たして、これで勝ち目があるだろうか。そのことを計算するわけですよね。まったくもって勝ち目がないとわかれば、早い段階で戦わないほうが得策だ、和平を求めよう、と契約、交渉をしていくことになるでしょう。そういう意味で、この先の見通しをきちんと立てる、そのことの必要性が言われています。
招きに応じる代償の計算
一体イエス・キリストはなんでこんな話をしたのか、その文脈についてもお話ししておきましょう。この例えは、この前お話しした宴会に招かれた客たちのこと、その続きに出てきます。宴会に招かれた中で皆が断っていった、そして招かれざるものが来て宴席に預かることになった。そんなたとえ話です。招待に応じることがテーマでした。今回この計算をすることというのは、結局招待に応じるということにはそれなりの覚悟が、計算が必要なんだっていうこと言っているわけなんです。
事実、その間に挟まれてるのは「自分の十字架を負って私についてきなさい」というイエスの言葉です。自分の十字架を負うというのは、犠牲を払うということです。イエス・キリストについていくのは大変なことなんだ、その覚悟を持ってついて来なさい。ついていくときには計算するんですよって言われてるんです。イエスについていくことは、大きなものなんだって、そのことをよーく考えて、覚悟して、それでついて来なさいということです。
イエス・キリストに従うとは
特にイエス・キリストに従うというのは、とても大きなことです。例えばそれは、十字架のアクセサリーを身につけるいうこと以上の事なんですよね。毎日聖書を読んでその教えに耳を傾けるっていうこと以上の事なんです。それは結局イエス・キリストが教えている価値観に合わされていくことであり、イエス・キリストに倣う生き方をして行くっていうことです。
ですから、私たちにとって、それは本当に大きな生き方の違い、毎日の生活の違いが出てきます。行動によって得をすることを失う、そんなことが含まれてくるわけです。その計算をしなさいよ、と言われています。
例えば、そうですね、イエス・キリストに従う者になったら、黙って得をするっていうことはなくなるわけですね。黙ってれば得をするな、ラッキーだな、っていうことを、黙って済ませることはしない。自分1人がですね、独占することもなくなると思います。これ私だけで嬉しいなっていうことはなくなって、皆にも分けてあげようということになるわけです。
優越感を感じて、いうこともなくなるわけですね。私は皆よりも、というよりは、いやー私なんか、という謙遜、謙虚な思いですね。みんなと一緒にっていう感じ。人を従えるっていうこともなくなるわけです。これをやらせよう、とかですね。そんなふうに人を動かすという気持ちもなくなって、人と一緒に人のために協力をする、そんなことが大きくなってきます。
従うときに失うもの、得られるもの
生き方が、ずいぶん違ってくるでしょう。失うものがたくさんあることも覚悟しておきなさいよ、って。そのことが言われているわけですね。覚悟して従ってきなさい。それと引き換えに、余りあるほどの大きなすばらしい良い歩みを与えることを約束するから。覚悟してついて来なさい、というのが、イエス・キリストの招きなわけですね。
私たちはことの大きさによって、果たしてそれは私にどういう影響を与えるのだろうか、私の生き方、実際にどういう影響を与えるだろうか。それを見通すことが必要になってきます。
イエス・キリストにある歩みを、ぜひ素晴らしい良いものとして、自分の生き方を変えるものとして、ご一緒していただけたらなと思っています。
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