0322 好ましくない現実こそ対応が必要

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どうも、早起き牧師の中澤信幸です。

 

2018年5月15日火曜日、第322回目の放送です。

 

ビジョナリー・カンパニー2飛躍の法則から、厳しい現実を直視する必要性についてお話しします。

 

 

飛躍の法則とは?

「ビジョナリー・カンパニー2飛躍の法則」という本には、飛躍する企業の特徴がどういうものであったか、リサーチの結果が紹介されています。これまで、この番組で紹介してきたのは、第5水準のリーダーがいるということ、そして誰をバスに乗せるかをまず始めに決めるんだっていうことでした。

三つ目にお伝えするのは、現実を直視することです。

 

厳しい現実を否定しない

大きく時代が移り変わる中で、生き抜いてきた企業が調べられ、紹介されています。そこでは、自分を変革できたのか、できなかったのか、それが大きな違いになっているようです。

ある小売企業のことが紹介されていました。その店は、このままでは自分たちはダメかもしれない、と気づき始めて、パイロット店を開店しました。時代に合うように、人々のニーズを知るために、思い切って実験的にやってみる店をオープンしました。すると、今までのやり方とずいぶん違うことでないと、うまくいかないことが分かってきました。ところが、取締役会はその結果を見て、パイロット店を閉店したというのです。理由は、今までの自分たちと違うことをしなければいけないから。そのことは受け入れられない、とせっかく気づき始めた現実に、目をふさいでしまったというのです。その小売業者は、自分たちが変わることができず、時代に置いてきぼりにされてしまいました。

私たちは、厳しい現実、見たくないものから目を背けてしまう、そのことを否定してしまう傾向があります。それで、結局のところ自分の首を絞めることになるのです。

 

冷蔵庫の中にある得体のしれないもの

たとえば冷蔵庫の中に、いつの何だか分からないタッパがあるな、と気がついたとしましょう。気が付いたその日、これは何だ?調理をすれば食べられる?そのまま食べられる?と判断をして取り扱えば、それで済みます。でも、嫌なものがある、気持ち悪いものがある、と思って、見ないことにしようとか、奥のほうに突っ込んでしまおうとか、になってしまったら、あとから大変になります。そのうち、冷蔵庫を開けることさえやめたいと思うようになるかもしれません。

 

たとえ好ましくなくても

いかに好ましくない現実でも、気付いたその日に扱っていく。厳しい現実に気づいていく。取り組んでいく。できるだけすみやかに、できるだけ心を込めて、真剣にしていくことが大切なんだってことがよくわかります。厳しい現実、それは否定するものではありません。むしろ取り扱うべきものです。

誰であっても、厳しい現実に見舞われます。こんなのは嫌だなと思う状況があるものです。それをどう取り扱っていくのか、否定してしまわないで、ですね。私たちは、いつも取り組んでいく必要があります。

 

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働くみんなの朝の番組「あさのば」
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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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