空を見上げて自分に言い聞かせたい10のこと

1. 世界はとてつもなく広い

あっちの端から、こっちの端まで、ずっと見渡してみる。
空はずっとその向こうまで続いている。
私が行動する範囲をはるかに超えて、空は広がっている。

それだけ世界が広いってことだ。
私が行ったこともなければ、見たこともない国や地方がある。
そこに住む人々がいる。

空を見上げて、気持ちを大きくもとう。
縮こまっていてはいけない。

 

2. 同じ空を見上げている人がいる

世界中の人たちが、空を見上げながら生きている。
今日は晴れか、曇りか、雨が降るか。
雪の多い国の人も、常夏の国の人も、空を見上げて生きている。

場所によってお天気が違うなんてのは、小さなことかもしれない。
私たちは、同じ空の下に生きている。

違っていることにこだわるよりは、同じことを確認しよう。
結局、そんなには変わらないのだから。

 

3. 空には見えない星がたくさんある

見晴らしのいいところに立てば、空をぐるっと見渡せる。
だからといって、私が空を全部見えているなんてのは思い違いだ。
夜にきらめく星は、昼間も存在しているけれど、私の目には見えない。
夜になったって、存在しているすべての星が見えるわけでもない。

わかった気にならない、知らないことがあるのだから。
知りません、と言えることで、見えてくるものもたくさんある。

 

4. 空には太陽よりも熱い星がある

カーっと照りつける太陽に、なんと暑いのだろうか、とつぶやく。
あの太陽がもう少し近かったら、地球は燃え尽きてしまうらしい。
あの太陽がもう少し遠かったら、地球は凍ってしまうらしい。

そもそも、宇宙には太陽よりもよほど熱く燃えている星がある。
あの太陽があそこにああいうふうに存在してくれてよかったじゃないか。

いろんな可能性をあげてつぶやくのはやめよう。
もっと良くなる可能性もあるかもしれない。
でも、もっと悪くなる可能性だってあるのだから。

 

5. 雲や雨、晴れなんて、天気は一時的なもの

考えればすぐわかる。天気は一時的なものである。
時間を単位として考えると、天気はすぐには変わらない。
日数を単位として考えると、天気は周期的に変わってくる。
そうこうしているうちに、季節も巡る。

天気なんて一時的なのだと理解したら気持ちも変わる。
もう、それほど振り回されないでも済むだろう。

 

6. 私も空を飛べるようになるのだろうか

鳥のように空を飛びたいな、とあこがれる。
なんと、人間は空を飛べる。飛行機とか、ロケットとか。
鳥よりよっぽど速く、高く、遠くまで。すごい。
でも、私があこがれているのとは違う。

私が飛びたいのだ。

みんなができる、誰かができる。
そのことと、私ができる、とは意味が違う。
私がしたいなら、私が夢を追わなければいけない。

 

7. 天国はどこにあるのだろうか

子ども心に思っていたこと。
空の上には天国がある。そこには神様がいる。
本当じゃなかった。

空の上には宇宙が広がり、天国らしき楽園はない。
天の神様は、雲の上の天国にいるのではない。

神はいる。空の雲の上にはいない。
もっと近くにいる、たぶん。

 

8. 雲には雲の規則性がある

ときおり、芸術的な雲が見える。
誰かの顔のように見えるときもある。
お腹が空いていれば、ジャムパンに見えたりする。

そう見るのは人間の勝手だけれど、雲には雲の事情がある。
複雑な計算式で解析しても、+αがあるような事情。

勝手なことを言うのは勝手だ。
けれども勝手を言っているということぐらい自覚していよう。
そうでなければ、本当に勝手なやつになる。

 

9. すべての人に同じように太陽は照る

良い人の上にも、悪い人の上にも。
目立つ人の上にも、隠れた人の上にも。
小さい人の上にも、大きい人の上にも。
場所によって照り方は違うし、恩恵も違うけれど。

不公平なまでに公平ってこともある。
私に与えられているものを確認したら、それで十分。

 

10. いつか私はこの空の下からいなくなる

避けることができない。
この世の命を終えたら、天にある命に移される。

その様子を、私はまだ知らない。
新しい命で、新しい空が見えたら、またこうやって記事にしよう。

今日、私は空の下で生きている。
今日、私は空の下で生きよう。

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