0327 いつも、あえて、聞く姿勢を持ち続けるために

 

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どうも、早起き牧師の中澤信幸です。

 

2018年5月22日火曜日、第327回目の放送です。

 

ビジョナリー・カンパニー2飛躍の法則から、真実に耳を傾けることについて、お話します。

 

 

真実に耳を傾ける必要性

飛躍する企業の特徴として、厳しい現実を直視するということがあります。そのためには、責任を持つ人たちが真実に耳を傾けることが大切です。現場で起こっていること、グループのメンバー一人一人が感じていること、そういう真実に耳を傾ける。その上で、あるべき歩み、行くべき方向を見定めていくための話し合いが始まっていきます。

真実に耳を傾けるための、4つの方法が紹介されています。

 

質問をすること

ひとつめは、質問をすることです。真実に耳を傾けるために、聞く、質問して聞く、ということが求められます。リーダー、指導者たち、上司は、口を開いて人を教える、指示をすることが多いものです。でも、上の人であればあるほど、現場の様子、思いを知る必要があります。公式の場でも、非公式の場でも、「どうなっていますか」「どうしていますか」と質問することが大事です。

 

強制せずに議論すること

ふたつめです。強制をせずに、議論をする。上司から、また指導者からの命令には強制力が伴います。しかし、飛躍する企業の中では、どの事柄についても、議論をすることができる、というのです。「私はこう思います」「こうしたほうがうまく行きます」そのことを遠慮せずに発言して、議論することが許されています。何をするにしても強制ではなくて、議論をして納得した上でする、ということですね。

 

解剖し、非難しないこと

みっつめは、解剖し非難しない。解剖するとは、問題の所在を明らかにするということです。いったい何がどうなって、こういうことになってしまったのか。そのことの振り返ります。改めるべきところを、きちんと理解します。しかし、誰がいけなかったか、という非難はしません。これまでを振り返るのは、これからに経験として生かすためであり、そのための責任はみんなにあると考えます。

 

赤旗の仕組みを作ること

そしてよっつめは、赤旗の仕組みを作ることです。赤旗は、強制中断のしるしです。たとえ事柄が進んでいても、これはどうしても絶対におかしいと思ったときには、旗を上げて一次中断をさせられる、そういう仕組みは持っているべきだと言います。旗を上げるのは、現場の人です。指導者たちは、それを無視することができない、という仕組みです。

 

こうした、真実に耳を傾ける仕組みは、一見すると、とてもめんどくさいものです。しかし、現実が見えにくくなりやすい指導者たちには、どうしても必要なことです。自分勝手な思い込みで、ことを進めてしまわないためです。

 

個人の生活に適用して

さて、これを個人の生活に当てはめてみるとどうでしょう。あなたは、現実を見て、真実に耳を傾けるための仕組みを持っていますか。一番手っ取り早いのは、真実を告げてくれる仲間がいることです。忌憚ないフィードバックによって、自分の立たされている本当の現実を知ることができるようになるでしょう。

 

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働くみんなの朝の番組「あさのば」
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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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