0416 よかったことを誤解されずに伝えるために必要な2つのこと

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どうも、あなたのサーバント中澤信幸です。

 

2018年9月24日月曜日、第416回目の放送です。

 

よかったこと、素晴らしいと思ったことをきちんと伝えるためのお話です。

 

 

いつも良くて感心してます。

教会の礼拝の話です。毎週行われる礼拝で、賛美歌を歌います。その曲は、オルガンを弾く方に決めてもらっています。相当の確率で、とても良い選曲をしてくれています。礼拝のテーマ、曲のバラエティ、雰囲気、歌いやすさ、そういったことを考えて、分厚い讃美歌の中から2曲選んでくれます。その選曲が本当にいつも良くて、感心するほどです。

野球のバッターの打率で言えば、そうですね8割近くヒットを打ってるような感じがします。たまに、どんぴしゃりホームランだなって思うことがあります。反対にこれはなぁと思うような選曲は、ほとんどないんです。たいていの場合素晴らしい選曲で、たまに本当に素晴らしい選曲があって、逆に素晴らしくない時はほとんどない。こういう感じです。

 

ばっちりの選曲!なんと伝えようか?

先日、本当にこれはどんぴしゃりだなっていう選曲の時がありました。素晴らしいな、嬉しいな、と思いながら、賛美歌をご一緒に歌いました。で、この曲を決めてくれたオルガンを弾く人にどう伝えるか、ということを迷いました。どういうことでしょうか。

「いい選曲でしたよ」と伝えたとしましょう。普段、そんなこと言わないんですよ。それなのに、「今日の選曲は本当に良かったです」と伝えたら、おそらく「では、いつもはそうでもないのかな」って、そう思うんじゃないかな。そんなことを伝えたいわけではないんです。「今日の選曲はよかった。いつももいいんだけど」そう伝えたいのです。

変に誤解されるのいやだから、伝えないようにしようかな、とも思ったりしました。でも、伝えないと伝わらないですよね。だから、やっぱり伝えたい。伝えたいけれども、伝えたら誤解されそう。じゃあ、どうしたらいいのだろうか。

 

誤解なく伝えるために

悩んだ末に、二つのことを考えつきました。あたり前といえば、あたり前のことです。

ひとつは、普段からばっちり選曲してくれていることについて、「ありがとう」と伝えておく必要があるってことです。良いときだけ、ホームランの時だけ、よかったと言うと、誤解されます。いつもは三振なんだ、いつもはダメなんだ、と思われてしまいます。普段から、なんでもないときに、「いつもばっちりいい選曲で、十分すぎるほど合格点ですよ」って伝えておく必要があるんですね。

そして、もうひとつ考えついたのが、「も」という言葉を上手に使えばいいんだな、と。今日「も」とても良い選曲でした、と伝えることです。これによって、普段も、今日も、と言うことが伝わるでしょう。今日「は」良い選曲でしたよ、これはいつもと比べることになります。今日「も」ですね。このちょっとした心がけ、言葉の使い方で、うまくニュアンスを伝えられるでしょう。

 

毎日のことで、「も」と言いながら

リスナーのみなさんはどうでしょう。いいこと、嬉しかったこと、良かったこを相手にうまく伝えられていますか。たとえば、食事が美味しい、飾ってある花がきれい、でかけて楽しかった。いろんな場面で、嬉しい、よかった、素晴らしい、ということを伝えたいですね。

その伝え方に工夫が必要です。特別に良かった時だけよかったと言うと、いつもはどうなんだという話になります。何気ない、普段の時から、「これおいしいね」「これきれいだね」「今日は楽しかったね」普通のときの普通の良さを言葉にして表現しておくことが大切です。これが、今日の特別さを伝えたときに、誤解を生まないための一番の王道なのでしょう。

そして、「も」ということばを上手に使ってください。今日「も」特別に楽しかったね。今日のごはんは…「は」じゃだめでしたね。今日のご飯「も」特別に美味しいね。こうすれば、いつもの感謝と今日の特別さを両方とも表現することができますね。

 

 

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働くみんなの朝の番組「あさのば」
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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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