0455 仕事でずるいと思ったとき、タイヤの気持ちになってみる

 

どうも、あなたのサーバント中澤信幸です。

 

2018年11月16日金曜日、第455回目の放送です。

 

仕事をしていると、自分だけとても大変なことをしているように感じることがあります。
他の人はずるい、と感じることもあるでしょう。

今日は、そんなときに思い出したい、タイヤの気持ちを紹介します。

 

 

タイヤのジレンマ

車にはタイヤがあります。
タイヤはいつもジレンマを感じています。
高速な回転で道路を走って行きます。
凸凹道もあります。
最前線で体を張っているのがタイヤです。

ずっと走り続けていれば、疲れてしまいます。
タイヤはすり減っていくでしょう。

なんで私だけこんな思いをしなければいけないんだろうか。
タイヤはそう感じます。

他のみんなはずるいな。
エンジンはボンネットの中で守られている。
ハンドルはドライバーの人に握ってもらっている。

自分だけが、こんなに辛い思いをしている。
高速でいつもいつも回り続けていなければいけない。
なんで私だけがこんなふうに…

 

仕事で働くみんなのジレンマ

働くみなさんも同じような気持ちになるのではないでしょうか。

なんで私だけが…
他のみんなはずるい。

そんなふうに思うことはありませんか。

でも、そんな時こそ、タイヤの本当の気持ちを思い出してください。

 

タイヤの本当の気持ち

タイヤはこう考えています。

車が車である以上、私が必要なんだ。
私がいなければこの車は走ることができないんだ。
エンジンがあって、ハンドルがあって、他のパーツがある。
その力が私に伝わって、一番最後の最後にこの車を走らせているんだ。

私だけがやっているのではない。
他のパーツも本当に大切な働きをしてくれている。
その働きの最後の、一番厳しいところの最前線に自分がいる。
一番大事なところを担っているんだ。

それに私は一人じゃない。
私以外にも、ちょっと離れているけれど、仲間がいる。
あっちにもそっちにも、同じこの車を支えている仲間だ。
路面を身をすり減らしながら走るタイヤの仲間がいる。

 

仕事に見出したい誇りと感謝

タイヤが感じているのは、車を車たらしめている誇りです。
私がいなければ、車は車でありえない。
私こそ車の働きを担っている最前線なんだ、という誇り。

そして、ともに担う仲間への感謝です。
自分一人だけではこの車を支えることはできない。
この車を動かすこともできない。
エンジンがあって、他のパーツがあってこそ。
みんなの協力の中で、自分は力をもらって走っているんだ。

 

あなたも、今の職場の中で、「私だけが」と思うことがあるでしょう。
何で他の人は… ずるいじゃないか。

でも、そんなあなたに、それでもなお聞いてみましょう。
あえて、考えてみてください。

 

今のあなたが働いていることに、どんな誇りと感謝を見出すことができますか?

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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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