感動させる (甘くなるさつまいも)

 

秋って、どうして、こうもおいしいものがたくさんあるんでしょう。
どうも、中澤信幸です。

 

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さつまいもは、生のままでは、
固くて、味もしなくて、食べることができません。

でも、ふかしたり、焼いたり、煮たり、揚げたりすると、
黄金色にかわり、ほくほくして、あまーい食べ物になります。

 

科学的にいうと、熱が加わったことによって、
でんぷんが麦芽糖にかわって、甘さがでてくる、ということのようです。
できるだけ低温でじっくり加熱したほうが、その変化が促進されます。

 

植物学者はその仕組みを知っているでしょう。
料理人もその仕組みを知っているでしょう。
食品メーカーの研究員もその仕組みをしっているでしょう。

でも、多くの主婦も、その料理を食べる家族も、
科学的な説明に興味はありません。

 

求めているのはたったひとつ、おいしいものを食べたい、というだけです。

 

親切なのは、あーだこーだ言わず、
一番おいしい料理を皿に盛り付けて出してあげることです。

「どうやって作ったの?」と聞かれないほどのおいしさ。
理屈や仕組みを感じさせない、感動を届けることですね。

完成度の高さ、というのは、そういうものです。

 

[bctt tweet="いつも目指すべきことは、裏側を気にさせないほど感動させること。"]

 

来週は何の記事を書こうかなぁ~。

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