0341 骨折しても強行出場した衣笠選手、豪快な三振にこめた思い

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どうも、早起き牧師の中澤信幸です。

 

2018年6月11日月曜日、第341回目の放送です。

 

鉄人といわれ、連続試合出場の記録をもつ衣笠選手の信念がわかるエピソードを紹介します。

 

「鉄人」衣笠祥雄

プロ野球の選手で、鉄人と言われる選手がいます。衣笠祥雄選手です。

衣笠選手は2215試合連続出場の記録を持っています。現役中、毎日毎日、来る日も来る日も、試合に出続けました。これは、並大抵のことではありません。鉄人と呼ばれるにふさわしい大記録です。

 

連続出場が危ぶまれるケガ

しかし、そんな衣笠選手にも、試合出場が危ぶまれる機会がありました。1979年8月1日のことです。広島対巨人の試合、衣笠祥雄選手がバッターボックスに立ち、投手は西本聖投手です。前二人の打者にデッドボールを受け、異様な雰囲気の中で衣笠選手がバッターボックスに立ちました。このとき、なんと西本投手は衣笠選手にデッドボールを与えてしまうのです

左肩にボールが直撃、この死球によって衣笠選手は左肩を骨折してしまいました。もうこれで翌日の試合出場は無理だろう、連続試合出場もここで途絶えた、と誰もが思っていました。しかし、翌日、衣笠選手は代打で試合に出場したのです。そして3球をフルスイングして、豪快な三振をしました。

 

豪快な三振にこめた思い

衣笠選手は、このときの三振をふりかえって、ひとつひとつの空振りにこめた思いをコメントしています。

 

「ひとつ目の空振りはファンのため」

応援をしてくれるファンへの感謝の思いが込められていました。こんな自分を、いつも応援し続けてくれるファンがいる、その方々の応援に答えるためにも、どんなときでも試合に出続けよう、という思いです。

 

「ふたつ目の空振りは自分のため」

いつも全力でプレーをする。それが衣笠選手の信条でした。その誇りを保つため、痛みをこらえながらも、全力で空振りしたのです。たとえケガをしていても、試合に出るからには、気の抜けたプレーをすることはできないのです。

 

「みっつ目の空振りは西本投手のため」

死球のせいで連続試合出場が途絶えた、などと言ったら、西本選手にいらぬ負い目を一生負わせることになる、そうしてはならない、と西本投手を気遣って3球目を空振りしたのでした。

 

あなたは何を大事にしていますか。何を大事にして、毎日毎日の歩みを続けていますか。そんな自分に誇りを持っていますか。

 

 

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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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コメント

  1. katsu より:

    花の日に相模大野メディカルセンターへ感謝の訪問に妻と行ってきました。何度も困った時に助けて頂いたことがあるからです。婦長さんが対応して下さって「面と向かって感謝されたことがないから、戸惑ってしまいましたが、スタッフみんなの励みになります。」との言葉をいただきました。診察を待っている患者さんの目を気にしながら、感謝する側もされる側も、慣れない交わりでしたが、とても恵まれた時間でした。

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