0440 あまり知られていない謙遜の本当の意味とは?

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どうも、あなたのサーバント中澤信幸です。

 

2018年10月26日金曜日、第440回目の放送です。

 

謙遜とは、へりくだることである、と一般的に理解されます。
相手を立てる、よいものです。
ところが、謙遜という名のもとに、自分を見失ってしまうことがあります。

今日は、あまり理解されていない、謙遜の本当の意味についてお話します。

 

 

 

謙遜の本当の意味とは?

謙遜の本当の意味について、考えてみましょう。イギリスの作家であるC・S・ルイスという人がいます。キリスト教の真理に基づいて、非常に深い考察を著している方です。彼が、謙遜についてこんな言葉を残しています。

謙遜とは、自分自身をより小さい存在だと思うことではない。
自分自身についてより少ししか考えないことである。

なかなか、日本語にするのが難しいんですけれど。自分を小さい存在だと思うことではないと、言うんですね。英語はThink Littleです。自分を小さく見積もってしまうことではない、むしろ自分自身についてより少ししか考えないこと。Think Lessですね。自分のことばっかり考えて、自分、自分、自分…となるのではない。自分のことを考えることが少ない。

自分を小さい存在だと卑下してしまうのではなくて、自分のことばかりを考えないこと。これが、C・S・ルイスの謙遜の説明になります。

 

謙遜とは何か?

謙遜、謙虚、卑下について整理してみましょう。

謙遜とは、へりくだることです。相手を敬い、へりくだること。相手のことを尊重し、大切にし、相手のために私は歩んでいる。それが謙遜です。自分を後回しにして、相手を優先にする。自分のことを考えるよりも、相手のことを考える。自分のために使うよりも、相手のために使う。相手にフォーカスがあたるのが、謙遜ですね。

 

謙虚さとは何か?

それに対して、謙虚とはどういう意味でしょうか。謙虚とは、へりくだって偽りがないことを指します。素直に、心の中から出てきている真実なもの、という意味です。だから、謙虚な姿勢にはおごりがありません。高ぶりもありません。私はただすべきことをしているだけ、そういう自己理解ですね。

 

卑下とは何か?

では、卑下とはどういう意味でしょうか。卑しめるという漢字が使われていることからもわかるとおり、自分のことを悪く、小さく考えてしまうことを指していまう。本当の価値よりも、自分を小さく見積もってしまい、自分を嘆くような態度ですね。

先ほどのC・S・ルイスのことばでいえば、Think Littleは自分を小さく見積もること、つまり卑下であって、謙遜ではない、というわけです。

 

相手のために生きること

では、謙遜とは何か、というと、Think Less 自分のことをより少なく考えること、つまり相手のことを重んじることに偽りがなく、自分のすべきこととして受け止めていることです。日本語でいうと、謙虚さと謙遜さのセットになりますね。

たとえば、「すごいですね」と人から褒められたとき、反応に大きな違いが出ます。「すごいですね」「素晴らしいですね」と言われたら、どんなふうに答えますか?

「いえいえ、私なんて大したことないんです。だって、これもできなかったし、あれもできていないし。私は、そんな賞賛に値するような者ではないんです」これは卑下になりますね。できていることを認められたのに、「いや、できていない」と自分を小さく見積もってしまっていますね。

謙虚な人はどう答えるかと言うと、「ありがとうございます」と素直に認めます。同時に、まだ先があることも受け止めます。だから、「さらに良いものになりたいと思っています。これからも精進し続けていきます」これが謙虚さです。

謙遜な人は、「すばらしいですね」に対して、「ありがとうございます。あの人、この人の、こういうことのおかげです。みなさんのために使っていきます」自分に当てられるフォーカスを、他人、大切な人に向けていくことですね。

 

自分を受け入れればこそ

自分のことをきちんと受け止めていればこそ、謙虚になることができ、謙遜になることができます。自分をうまく受け入れられていないと、私たちは自分を卑下します。小さく見積もります。そして、小さな自分に安心感を覚え、感傷にひたります。

私には与えられた良いものがある。完全ではないけれども、十分なものがある。それを通して、本当に大切なことに取り組むんだ。そこに私の生きる道がある。生きる意味がある。それこそが謙遜であるということです。どうしても、へりくだる方に意識が向きがちですが、ぜひ相手のために、という部分を意識したいものですね。

 

 

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大野キリスト教会牧師/コーチ/ポッドキャスター
About the Author
四代続くクリスチャン家系に生まれ、人の役に立つ生き方を志し、キリスト教牧師になる。 現代人の心に届く、わかりやすい聖書メッセージに定評がある。 モットーは「いつだってあなたのために」

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