0452 これからの人材育成のために大切なこと

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どうも、あなたのサーバント中澤信幸です。

 

2018年11月13日火曜日、第452回目の放送です。

 

どんな仕事でも、次の人を育てるという意識をもつのは自然なことです。
では、どのようにすれば、良い人材を育成することができるのでしょうか。
何か秘訣のようなものが有るのでしょうか。

人材育成のために大切なことをお話します。

 

スターを育てるギバー

ギバーの生き方について紹介しています。
アダム・グラントが書いた「ギブ・アンド・テイク」からです。
ギバーは、与える人のこと。
パート4は「荒野でダイヤモンドを見つける方法」
ギバーの3つ目の才能は、「可能性を掘り出し、精鋭を育てる」ことです。

 

学生たちの可能性を信じる教授

ギバーは、人材の中に可能性のある人を見出し、精鋭たちを育てることができます。
例となる一人の人物は、スケンダーという大学教授です。
彼のもとから、非常に優秀な人材が、何人も生み出されています。
どうしてそんなことができるのでしょうか。

ある調査によると、スターを育てるのは、能力でない要素も大きいようです。
その人に能力があると信じて、育てるかかどうか。
それにかかっているんだ、というのです。

実際に能力があるかどうかではありません。
その人に能力があると信じられるかどうか、です。

可能性があると信じる。
可能性があることを自覚させる。
可能性があるものとして磨いていく。

スケンダー教授も、そうやって学生たちを指導していました。
学生の中に可能性を見つけ、励まし、育てていきます。
決して甘やかすわけではありません。
人一倍、厳しい教授だともいいます。
ただ、熱意と愛情を伴う厳しさです。
学生たちの可能性を信じて、指導しました。

スケンダー教授は、ギバーです。
ギバーは、積極的に人の可能性を信じて投資します。
頭角を現すのを待ってではありません。
審査を重ねて、慎重に選ぶのでもありません。
すべての人に可能性があると信じています。
そして、先に投資をするのです。

 

好きにさせてくれた先生たち

また別の調査では、成功した人たちの共通点を指摘しています。
一番始めに教えてくれた先生が、そのことを好きにさせてくれた、というのです。
好きにさせる、というのは、ギバーでないとできません。
生徒のために、より良いものを多く与えることで実現します。
そういう教師、指導者の存在が、将来に花開く人たちを生み出すのです。

能力よりも、根気のほうが、後の結果を大きく左右します。
能力を磨いて、それをやめない。
根気強く、自分なりの極みを目指していく。
そういう人たちが、成長を続け、成功していきます。

根気強さが生み出される原体験として、よい教師の存在があります。
よい教師たちの関わりがあったからこそ、続けることができます。
私はこのことが好きだ。
私にとって、このことは大事なことだ。
私は大きな可能性を持っているんだ。
自分を信じて、取り組み続けることができたのは、最初に自分を信じてくれた教師たちのゆえなのです。

 

人材を育成するために大切な2つのこと

私たちもまた、さまざまな場面で、人を育てることに関わります。
そのときに、覚えておきたい大切なことは2つです。

ひとつは、相手の中にある可能性を信じて、育てていくことです。
誰であっても、磨けば光る、可能性をうちに秘めています。

もうひとつは、好きになるように励ましていくことです。
その人が、自分で根気強く、続けていける土台を作って上げることです。

 

あなたの周りにも、これからの人がいるでしょう。
ギバーとして、あたたかく接してあげてください。

 

 

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中澤信幸(キリスト教牧師✕ライフコーチ)

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