どうも、中澤信幸です。
会話の中で、「ここだけの話」が出てくることがあります。
内緒話や、打ち明け話もありますね。
今日は、不健全な「ここだけの話」はやめようよ、というのと、
でも、これだけは許して欲しいここだけの話があるんだよ、という記事です。
ゆるされるべき健全な「ここだけの話」
ここだけの話には、健全なここだけの話と、不健全なここだけの話があります。
健全なここだけの話というのは
- すべての人が同じように知ってはいけない情報である
- 限られた人にはきちんと知らせておくべき情報である
- 知らされた人は知ったゆえの責任を引き受けることになる
というものです。
たとえば、暗証番号やパスワードなどは、関係者しか知ることが許されない、
ここだけの情報ということになるでしょう。
個人のプライバシーに関わることも、ここだけの話に留められることが多いです。
ゆるされない不健全な「ここだけの話」
一方、不健全な「ここだけの話」は、以下のようなものです。
- 明かしてはいけないことを明かしてはいけない人に話す
- どこの誰が知ってもよいのにあなたにだけともったいぶる
- ごまかしてだますために仲間内で相談する
- 知っている人と知らない人の差をつけるために使う
- 自分が秘密を知っていることを自慢するために話す
- 推測に過ぎないことをまことしやかに伝える
- ここ以外でも話が漏れ伝わっていくことを見越してリークする
私にも、いくつか思い当たる内緒話や打ち明け話があります。
話す方の立場でも、聞く方の立場でも。
本当は、ここだけの話というのは、そんなに多くないのだな、と
あらためて感じました。
そういう不健全なここだけの話はやめよう、
ここでも、あそこでも、堂々と胸をはって話せる話だけをしよう、
と心に決めました。
もうひとつだけ許されるべき「ここだけの話」
と言いつつも、もうひとつだけ、
これは許されて欲しいという「ここだけの話」にふれます。
自分だけで背負うのには重すぎる荷を下ろすための、ここだけの話です。
たとえば、私のような牧師さんたちは、
守秘義務をもちながら、相談者の話しを聞く機会があります。
中には、とても重い課題を聞くときもあります。
そんなときには、誰か信頼できる人とそのことを共有して、
自分自身が押しつぶされてしまわないようにすることが必要です。
カウンセラーやコーチであれば、スーパーバイザーとの間に、
そういう関係が成立していて、きちんとした取り決めができているようです。
ところが、牧師さんたちには、あまりそういうものが確立していません。
ということで、この種のここだけの話は、許してほしいですね。
自分のためにも、多くの方のお話を聞き続けるためにも。
あなたのまわりでは、どんなここだけの話が聞こえてきますか?
中澤信幸のブログも、ポッドキャストも、
ちょっとここだけの話っぽい雰囲気ですが、
大それた秘密の話は何もありませんので、安心してお読みください。
また来週も、みなさんのお役に立つような記事をかけるようにがんばります。
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